I81C ヨーロッパアルプス横断ハイク14日間(12)

12.8月28日(土) グロスクロックナー
 
 コルチナダンベッチオのホテルの近くに格好のいい岩山があり、朝日を受けて段々と輝いてくるのを時間刻みで撮影した。

 今日は最後のハイキングの日で、バスは7時45分にオーストリーに向けてホテルを発車した。チロルの美しい緑と山並みを眺めながらドライブし、有料の山岳道路を登ってフランツヨーゼフヘーエの駐車場に10時30分に入った。




 駐車場からすぐ目の前に雪をかぶったグロスクロックナーの山群と長々と伸びるパステルフェ氷河が広がっていた。ガイドブックのハイキングルートはここから、お花畑の中を少し登り、トンネルをいくつか潜って、かもしか登山道(ガムスグルーベンヴェーク)の緩い坂道をヴァッサーファルヴィンケルまで歩くものだが、我々は途中のホフマン小屋まで歩いて引き返す。
(グロスクロックナーとパステルフェ氷河)

 トンネルは昔の金鉱の跡で、入口には金採掘の説明板があり、中は薄暗い照明しかなかったが、大きな水晶が飾ってあったり、綺麗な水をたたえた小池があったり、要のところは明るくしてあった。一つのトンネルを抜けるごとに氷河とグロスクロックナーの山がだんだんと間近になってきた。


 全部のトンネルを抜けると、左手が眼下に氷河、眼前にグロスクロックナを眺め、右手斜面にお花畑を眺めながら歩く最高のハイキングコースがつながっていた。

12時少し前にホフマン小屋について、展望を楽しみながら、例によって昼食にスープとソーセージをいただいた。

 駐車場への帰り道、売店脇のがけ下にマーモットが何匹もたむろしていた。観光客に餌を与えられるのか丸々と太っていて可愛くなかった。

 ここから宿泊場所のザルツブルグへの道は、峠を越えてイロハ坂のスケールを大きくしたような九十九折の坂道を下っていったが、この道から眺める山々の風景もグロスクロックナと勝るとも引けをとらない素晴らしい眺めだった。

 今日もいろいろな花の写真を撮りました。
(ゲンチアナラモサ)
(ネモフィラメンジェシー)

(???)
(ラニュンキュラス)

(カルドウスヌタンス)






inserted by FC2 system