I813 ヨーロッパアルプス横断ハイク14日間(3)

3.シャモニ2日目(ラックブラン)8月19日(木)
 当初はシャモニからエギュデユミデイ往復とシャモニ針峰群の麓をトレッキングする予定であったが、シャモニからのロープウエーが修理中で運行停止。急遽イタリア側から登って同じトレッキングコースを歩くことになった。
 バスで11.3kmのモンブラントンネルを潜ってイタリア側のラバリューに入り、

ここから3つのロープウエーを乗り継いで国境近くのエルブロンネルまで登った。

 だが、残念なことに、ここには吹雪が荒れ狂っていて、ここからエギュデユミデイへのゴンドラはストップ!何も見えない展望台で記念撮影をしてむなしく下り、

、観光地クールマイユールまで歩いた。


 しばらくここを散歩し、昼食をとってまたバスでシャモニに戻った。


 シャモニの北西側の山々は美しく日の光で輝いていた。

 まだたっぷり時間があるので、昨日のアンデックスと同じ方向ではあるが、プレバンまで登ってみることになった。

 街から2つのゴンドラを乗り継いでプレバンの展望台に立った。風が強くて寒いが西側の展望は素晴らしく、峨々とした岩山やすんなりと格好の良い山々がそびえていた。でも西側の展望は今ひとつで、険しいシャモニ針峰群の姿はなんとか見えていたが、モンブランは雲の中にあり嵐が吹き荒れているように思え、今日今頃このモンブラン山頂に到達する予定の3人のことが懸念された。


 1時間ほど展望を楽しんでからゴンドラで中間駅のプランプラまで下りて、ここで自由解散となった。一行の皆さんはここのレストランで一休みしてからシャモニに下りて市内見物のようだったが、我家は二人でリンドウやヤナギランが咲き乱れる登山道を歩いて裏の岩山に登ってみた。そこには赤い針峰群(エギュデユルージュ)がすぐそこに迫力を持って迫っており、シャモニの街を挟んだモンブラン方向も遮るものがないので雲の中ながら素晴らしい展望が楽しめた。昨日登ったアンデックスがすぐそこに見え、そこへハイキングコースが延びているのが見えた。
(昨日登ったアンデックスとヤナギラン)
(ハツユキソウ)

(アイビーゼラニウム)
(ミヤコグサ)

(カンパニュラバルバータ)
(スカビオサルキダ)

(ガレオプシスセゲツムネック?)
(トリフォリウムレペンス)

(ポテンチラフルサチコ)
(ジキタリスグランドフローラ)

(カンパニュラショイヒツエリ)
(フロサカニナ)

(ケンタウレアスカビサオ)
(ゲラニウムサングイネウム)

 シャモニの街に下りて、昨日案内された二人の登山家の銅像をまた眺め、登山道具の店を数軒冷やかし、スーパで果物とワインを買ってホテルに戻った。途中、モンブラン登頂組に出会ったが、やはり強風に阻まれて断念して、早々に山を下りてきたとのことだった。

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