I101 2001年3月の山歩き(2)
亀ヶ渕〜明山・湯沢源流

1.動 機 
 3月後半は、月末から「トルコ・ギリシャ・エジプト13日間の旅」に出かけたので、茨城県の山歩きは亀ヶ渕〜明山・湯沢源流の2件だけだった。それでも写真の枚数は多かった。

2.登山日、山域
 2001年3/18(日)亀ヶ渕から明山・3/23(金)湯沢源流

3.山行記録
3.1 3/18(日)亀ヶ渕から明山
 日立入社同期会(62会)の仲間9名(下山夫妻・佐藤夫妻・安藤・小佐野・小林・川本夫妻)で亀ヶ渕・明山コースを歩いてきた。何時もの山歩きの外に、今回は佐藤夫妻の野鳥観察の勉強会があった。

我家8:13=8:55竜神ダム9:10〜10:50亀ヶ渕11:00〜11:40三葉峠11:45〜12:10明山(昼食)13:10〜14:20亀ヶ渕(講義)14:50〜15:50竜神ダム=水府JA直販店=我家着

 
 我家を出発した8時過ぎには小雨が降っていたが、やがて止んで雲が流されていった。9時前に集合場所の竜神ダムの湖畔駐車場に到着すると、ダム湖面にはいろいろな水鳥が泳いでいた。佐藤先生の説明では、マガモメスオス、オシドリメスオス、ホウジロ、マヒワ、アオジ、ノスリ、トビなど、双眼鏡を借りてバードウオッチング。説明を受け、設定されていた双眼鏡を覗いて納得。
(竜神ダムのマガモ)
(野鳥観察会)
 15分ほどバードウオッチングを楽しんでから歩き始め、すぐのところにサンシュユの木があり、黄色い花をいっぱいつけていて綺麗だった。
(サンシュユの花)9:15
 竜神川沿いの遊歩道を40分歩いて11時前に亀ヶ渕に到着、淵の周りには小さな滝があり、休憩所も設置されている。滝常陸太田市のHPによれば、
 竜神峡の代表的な淵の一つで、峡谷のほぼ中央に位置しています。古い滝壺が変化してできたというこの淵には、「淵の底は大子町の上小川の鰐ヶ淵に通じている」とか、「淵の水は日立市の水木地区にある泉が森に吹き出している」などといった言い伝えが残っています。
周囲には休憩を取れるスペースがあるので、散策途中の一休みにおすすめ。岩場から流れ落ちる水がしぶきを上げる様子をゆっくりと眺めながら、自然を満喫するとともに、周囲に漂うどこか神秘的な雰囲気を感じてください。ハイキングコースのひとつである竜神ダムから遊歩道を歩き、亀ヶ淵で休みをとって、山道を登って武生神社へむかう散策コースがおすすめ。春の新緑や、秋の紅葉はすばらしい眺めです。 
(亀ヶ渕到着)10:55
(亀ヶ渕)10:56
 亀ヶ渕より上流側は、竜神川源流域の持方集落までは、一日歩いても人一人に出会わない、いわば秘境である。
 和子の日記:登り道は1月に登った道と同じ、間違いではなかった。心配しながら登ったところも、下山さんの案内で心配なく、ちゃんと道になっているように見える。
 上山篭岩コースから分かれる三葉峠には40分かかった。
(三葉峠)11:45
 三葉峠から明山へは急坂の登りが続いた。後を登っている男は私、花粉症対策に鼻にマスク、目にはスキー用のゴーグルを着けている。この時はマスクを外してポーズをとることを忘れていた。。
(明山への急登・花粉症対策)
 明山山頂に12時10分登頂、歓談しながら楽しい昼食をとって、360度のパノラマ展望を楽しんだ。
(明山山頂)
(山頂から展望)
 蛇塚からのパノラマ写真。うえの奥久慈の山はどこでしょう?男体山辺りかと思ったが違いそうですね。
(明山山頂からのパノラマ@)
(山頂からのパノラマA日光連山・塩原連山)12:53
 山頂で1時間楽しんでから下山開始、急坂は下りの方が怖い。慎重に下った。
(下山開始)13:05
 怖そうに下ってくる後の女性陣を撮った写真。太陽の光が虹色の光条になって写り込んでしまった。これはこれで面白い写真かも。
(下から撮影:逆光の光彩)13:06
 亀ヶ渕まで下って一休み、ここで30分間佐藤ご夫妻から野鳥についての講義をして頂いた。
(亀ヶ渕休憩所)14:20
(野鳥の講義)14:29
 駐車場まで下って解散、我家は帰途、水府JA直販所に立ち寄って野菜を買い込んで帰宅した。

3.2 3/23(金)湯沢源流 
 ピークハントに嵌っていた元気なころ、「茨城と近県の山」という茨城24コース、福島13コース、栃木8コースが載った本があり、これを全部つぶすことを目標に登っていた。その中に湯沢源流があり、難しそうだが二人で挑戦することにした。
 静寂な沢の岩稜を縫って登る、変化とスリルのコース。
 袋田の滝から男体山を経て篭岩に至る男体山集塊岩層は、屹立する断崖やV字谷の渓谷を生み出し、人間を拒むかのように立ちはだかっている。
 湯沢源流は、人が入れるとも思えないような断崖の割れ目の小さな流れ、奇形奇岩への登山路から分かれて、巨岩の重なり合う谷を登ることになるが、ハイカーも少ないので、神秘的な渓谷のたたずまいを十分に堪能できるだろう。
(湯沢源流MAP:)

我家10:00=下小川駅(フキノトウ)=11:30湯沢峡佐中駐車場11:40〜11:50不動滝〜12:50抱返の滝(昼食)13:20〜渓谷登り〜14:05鷹取岩分岐14:10〜15:55国体コース分岐〜不動滝〜16:10佐中駐車場=

 我家を10時に出て、下小川駅上の空き地に立ち寄ってフキノトウを採った。伸びて花が開いていたが、20〜30本収穫した。

 日記には、11時40分に奥久慈パノラマラインの佐中駐車場に車を置いて歩き始め、11時50分に不動滝を眺めて湯沢源流に入って登り始め、12時50分から13時20分まで抱返し滝で昼食をとったとあるが、PCにある写真は13時40分からでその前が一枚もなかった。諦めて奥久慈上流側からの写真で本稿を一旦まとめ上げたが、次に書く4月のコースを調べるためにアルバムを開いたら、それより前の湯沢源流の写真が出てきた。慌てて写真をデイジタル化し、原稿に追加修正した次第。
 
 パノラマラインの駐車場から入ったところ民家があり、その先から山道を歩いていくと岩壁を一直線に落ちる不動滝があった。
(不動滝)11:50
 不動滝から険しくなった谷筋の道を登っていくと、分かれ道「大内宿・釜沢越(国体コース)」の道標が立っていた。下りはこの道を下りてくる予定。
(湯沢源流への途中:国体コース分岐)
 沢沿いの岩を削って造られた狭い足場を歩いていく写真がある。ここが湯沢源流入口かも。
(岩を削った道)
 その先にも岩がごろごろする渓谷の写真が続く。
(大岩重なる渓流)
 その中に小さな滝が落ちている写真がある。これが抱返し滝、12時50分から30分昼食タイム。
 誰とも出会うことなく、二人で大岩を攀じ登ったりしながら湯沢源流を登って行った。
抱返し滝)12:50〜13:20
(抱返しの滝脇を登って)
 大岩を登って抱返し滝の上に上がり、その先にも大岩の沢が続く。
(抱返しの滝の上)
 ここからPCに残っていたデジタル写真なので、時刻も入っている。メモも原文のまま。
 抱返しの滝までも岩の渓谷登りらしいが、滝の上に上がってからも、V字谷の底に続く大きな岩の間を抜けたり乗り越えたり、難行苦行の連続だった。
(湯沢源流登り@)13:40
(湯沢源流登りA)13:41
(湯沢源流登り@)13:42
(湯沢源流登りA)13:46
(湯沢源流登りB)13:46
(湯沢源流登りC)13:46
 岩ゴロゴロは終わって渓流歩き。

D13:47(湯沢源流登り)E13:49、F13:51
(湯沢源流登りG)13:52
(湯沢源流登りH)13:54
 水の流れは段々細くなって終わりになった。
(湯沢源流登りI)13:56
(湯沢源流登りJ)14:00
 登ったところが釜沢越で、「篭岩・不動滝」「古分屋敷・鷹取岩」「西金駅・湯沢」分岐標識立っていた。ここからは標高400mから駐車場の150mまで下り道、今の地図に表示されているパノラマラインという立派な林道に下って林道を駐車場に歩けばらくちんに見えるが、こちらには下りないで、不動滝の方向に向かう国体コースをたどった。何とか不動滝の道に下ることができたが、途中、あちこちで道に迷ったと日記に書いてあり、所要時間も2時間近くかかっている。
(釜沢越・鷹取岩分岐K)14:09
 国体コースの山道を下っていくと、あちこちにサンシュユの黄色い花が咲いているのが見られた。
(サンシュユの花@)14:20
(サンシュユの花A)14:21
(サンシュユの花B)14:21
 途中には左手の切り立った岸壁の近くを下るところの写真もあり、右手には奥久慈の田圃や山が写っている。
(断崖脇の下り道)14:24
(下に奥久慈の村)14:27
 木立の間から近くの山を撮った写真、篭岩かも。ササ道も歩いているが、ここにもサンシュユの花。
(篭岩?)14:30
(ササ道とサンシュユの花C)14:58
 断崖とサンシュユの撮り合わせも何枚もある。
(サンシュユの花D)14:58
(サンシュユの花E)14:59
(サンシュユの花F)15:05
(サンシュユの花G)15:05
(サンシュユの花H)15:06
 急坂をロープを頼りに下ったり、道に迷ったりしながら、釜沢越から2時間近くかかってなんとか不動滝の下にたどり着いた。
(不動滝)15:57
(不動滝)15:59
 不動滝からの道も結構険しく、斜面には今にも崩落しそうなところもあり、立木が逆さまに生えている。崩落していたら道はなくなっていたかも。
(不動滝脇の岩壁)15:59
(不動滝脇の岩壁)16:03

 次は3月末に出発したトルコ、ギリシャ、エジプト旅行から帰ってからの、2001年4月の盛金富士・外大野、土岳、筑波山の茨城ハイクの様子を報告します。



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