k11 熱帯植物館

1.動 機 
 去年12月、県植物園に入って展示室で2回目の和紙ちぎり絵展を見たあと、カエデ園や岩石園、ツバキ園などを歩いて熱帯植物館手前まで歩いた記録を前号で報告しました。今回はその後、熱帯植物館に入って館内を周回して西洋シャクナゲ園側を歩いて料金所を出て、途中の花屋さんの花などを愛でながら我家に帰るまでの花日記です。

2.データ
a)山域:茨城県植物園
b)撮影日:2022年12月10日
 我家10:00=11:00茨城県県植物園P=11:15展示館(和紙ちぎり絵展)11:40=植物園周遊(昼食)=13:05熱帯植物館13:40=14:10茨城県県植物園P=14:50東海売店=我家
(茨城県植物園Map)

3.山行記録
 展望台の手前にはツバキの垣根もあって、赤い花を咲かせていた。
 その先展望台の入口を、アケビの蔓が這う棚越しに撮った写真がある。展望台に上った記録はないので、赤く実ったアケビの実を撮りたかったのでしょう。
 ムベは、地方によってはアケビともいいますが、アケビと異なり常緑性で、果実は熟しても割れないのが特徴です。日本では関東地方以西の温暖な地域に分布しています。昔は果実をよく食べたものですが、今は観賞の域を出ません。ただ、アケビ同様、春の新芽は山菜として利用できます。樹木の利用としては、垣根に向き、日よけだと常緑なので冬場の日当たりの問題があります。
 品種名のついたものは流通していませんが、果実の大小、色、形、葉の大きさ、結実性などいろいろなタイプがあるので、果実を楽しむなら吟味して植えつけましょう。アケビ同様、多くは自家不結実性です。栽培は容易で、問題になる病害虫もありません。
(ツバキの垣根)12:56
(展望台入口)12:56
 園内回遊路から熱帯植物館に少し入って振り返ると、シャクナゲの植え込みの上に葉を落とした大きな樹が何本も立っていた。
(ユッカとエノキ)13:00
 その先、熱帯植物館の前に到着、前に「茨城県熱帯植物館」の看板が置いてあり、記念写真を撮るのに絶好の場所になっている。
(熱帯植物館)13:03
 熱帯植物館の前には、バショウの冬芽が乱立しているところがあった。枯死した葉の部分は全部取り払われて、綺麗な姿になっていた。
 入口に右前にも満開にツバキの樹があり、その下にビオラ畑が黄色い花を咲かせていて、いい取り合わせになっていた。
(バショウの冬芽)13:02
(ビオラ畑)13:05
 入口には綺麗に飾られたクリスマスツリーがたっていた。元木はモミの木?
 案内書のある部屋の中に入ると、パフィオなど色々な鉢物が展示されていた。
(入口のクリスマスツリー)13:06
(パフィオ)13:07
 熱帯魚ラスボラ・エスベイが泳いでいる水槽があり、亀が歩いているのもあった。検索すると亀はヨツユビリクガメという品種らしい。
 最大甲長28センチメートル 。背甲は扁平 。腹甲には蝶番がない 。前肢は頑丈なシャベル状で、穴を掘ることに適している 。指趾は4本で、標準和名の由来となっている
(ラスボラ・エスベイ)13:07
(ヨツユビリクガメ)13:08
 綺麗に花開いた熱帯植物の鉢を並べたコーナもあった。
(熱帯の花鉢)13:07
(アレカヤシとオンシジューム)13:07(長く伸びたコダカラソウ)13:09
(入口の部屋)13:09
(ストレリチア)13:09
(パフィオ、ブーゲンビリア)13:10
(人形も)13:02
(南洋の置物)13:13
(ブーゲンビリア)13:14
(レモンユーカリ)13:20
 広い部屋を通り過ぎると、本番の沼地ゾーンの回遊路に出た。サルオガセなど南洋の植物を眺めながら回遊する通路に出た。
(回廊)13:20
(回廊・サルオガセ)13:21
 バナナの葉など大きな植物や、見事に作られた三段滝など眺めながら回遊する。
(バナナの葉)13:23
(小滝)13:23
 岩壁に張り付いたアジアンタムやランタナなどの南洋の花を愛でながら回遊した。
(アジアンタム)13:25
(ランタナ:右の花)13:26
 ハナキリンの棘の細長い幹を眺めながら歩くと、サンタさんの大きな人形も飾られていてワンショット。
(ハナキリン)13:27
(サンタさん)13:28
 歩いていくと「茨城県熱帯植物館」の看板があり、周りの花達も綺麗だったのでワンショット。
(熱帯植物館の看板)13:29
 回廊の下には紅白のセンダンの花も撮ることができた。
 思いがけず南洋人と思われる人形も置かれていた。
(センダン)13:28
(南洋人形)13:30
 回廊から外を眺めると丁度植物園入口方向だったのですぐにシャッタを押した。
(熱帯植物館二階フロアから)13:36
 回廊から園内を見下ろすと、園中央には大バショウの大株がそそり立ち、脇にはアレカヤシも伸びていた。
(大バショウ)13:37
(アレカヤシ)13:37
 下の部屋に戻るとジャンボスノーマンの象が立っていてワンショット。
 入口の鳥かごの中には黄色い鳥がいて、検索するとキエリボウシインコとのこと。
(ジャンボスノーマン)13:40
(キエリボウシインコ)13:41
 ラスボラ・エスベイとは別の水槽があって、小さなエビ・レットビーシュリンプが泳いでいた。
(レットビーシュリンプ)13:41
 熱帯植物館から外に出ると、目の前に落葉針葉樹林の樹々や展望台などの好展望。
 回遊路迄戻って右に歩いて料金所に向かうと、西洋シャクナゲの樹々が茂っていた。葉の真ん中に固い蕾が見えたが、花が咲くにはまだまだのよう。
(熱帯植物館を出て)13:43
(西洋シャクナゲ)13:45
 バラ園の脇まで歩くと珍しくザクロの木があり、ザクロの木にはまだ実が幾つかぶら下がっていた。ザクロの木の向こうにはキノコ博物館の建物が写っている。
 ザクロの木の先には石垣沿いの道になり、その入口に丸い紫色の実を束にしてつけているムラサキシキブの木が立っていた。
(ザクロの木)13:54
(ムラサキシキブ)14:02
 植物園の出口に向かうと丸い実を付けたトベラの木が何本か立っていて、地面には丸い実が敷き詰めていた。
(トベラ)13:54
(トベラ)14:02
 料金所の壁際にも、入る時には気が付かなかったが、色々な可愛い花の鉢が並んでいた。
(花鉢の列)14:04
 駐車場に戻って我家への帰途、東海のにじのなかに立ち寄って農産物や花の鉢をを物色して楽しんだ。
 先日デイサービスで作ったポインセチアの花鉢が目を惹いて何枚も写真に撮った。
(大根)14:56
(ポンセチア)15:02
 花鉢には一つ一つ花の名板が取付けてあった。和子に庭の花の名前を何度聞いてもすぐに忘れるので、花図鑑になるなと写真に撮っておいた。
(花名鑑)15:03
 次は2002年1月29日〜31日、同期の夫婦仲間と楽しんだ房総の山旅の様子を報告します。



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