k14 房総の山旅1日目

1.動 機 
 日立同期仲間の夫婦連れ立って房総半島の山歩きに出かけてきた。山好き7夫婦で2002年1月30日に鴨川のホテルに集合、懇親会を楽しんで31日に元清澄山に登って帰ることになった。房総迄出かけて一日だけではもったいないので、Kちゃん夫妻と相談して29日に伊予ケ岳と富山に登り、30日には嵯峨山に登ってきた。今回はその一日目、伊予ケ岳と富山の山行記です。

2.データ
a)山域:房総伊予が岳、富山
b)撮影日:2002年1月29日(火)
 我家5:55 =7:20潮来IC=東関東道=7:56酒々井PA(朝食)8:17=宮野木JCT=館山自動車道=木更津南IC=R127=君津IC=9:52鋸南富山IC=10:06平群天神社P---10:20登山口---10:45展望台---11:10伊予ケ岳南峰336.6m---11:25伊予ケ岳北峰(昼食)12:00---12:50平群天神社P=13:15福満寺P---14:05七合目---14:20富山南峰342m---14:40富山北峰15:00---15:40臥姫ノ籠窟---16:30福満寺P=17:00冨浦ロイヤルホテル
伊予が岳、富山Map)

3.山行記録
 Kちゃん夫妻が自家用車でやってきて我家の駐車場に停めて、川本車に相乗りして6時前に出発。一般道R245,R51と延々と走って7時20分に潮来ICから高速の東関東道に乗り、8時前に酒々井PAに到着してやっと朝食、宮野木JCTから京葉道路・館山道に曲がって南下、木更津南JCTで曲がり損ねて通過、木更津南ICで高速を下りR127で繋いで富津ICで館山道に戻って南下、鋸南富山ICで高速を下り、県道89を東に向かうと、行く手に今日先に登る伊予ケ岳の尖った南峰、右手を振り返ると後で登る富山の双耳峰が見えていた。
(伊予ケ岳) 9:55
(富山)9:57

A)伊予ケ岳
 県道89を走った先で平群天神社の駐車場に車を入れて歩き始め、少し歩くと伊予ケ岳登山道入口。
 登山道からの目の前に伊予が岳南峰の尖った岩峰が見えていた。
(伊予が岳登山口)10:16(伊予が岳へは左へ)10:19
 左からくる登山道と合流して急坂を登っていくとベンチやテーブルもある展望台に着き、午後登る予定の富山の双耳峰が綺麗に見えていた。なだらかな山容でらくちんそうだ。
 展望台からは急登になり鎖場が続いた。
(展望台にて富山を遠望)10:52
(鎖場登る)11:02
 登りついたところは南峰の頂上、標高336.6mの山頂標が立っていた。国土地理院の地図を見ると、伊予ケ岳の南峰は330mには届かず、最高地点は三角点のある北峰336.3mになっている。その後岩峰が崩落したのか、南峰の尖った岩峰が面積が小さすぎて地図の表示できないのか?
(伊予が岳南峰山頂)11:12
 南峰山頂からの展望は広く、西方の富山の向こうには東京湾まで見渡すことができた。
(伊予が岳南峰からの展望)
 南峰から北方向を見ると標高336.3mの北峰と更に向こうにも尾根が続いている。
 その後尾根道を歩いて北峰に着いて楽しいランチタイム。
(北の尾根筋)11:14
(北峰山頂)11:53
 ランチ後で南峰を振り返って撮った写真をみると、南峰の山頂はいつ崩れてもおかしくないような岩で出来ている。
(北峰から南峰)11:54
 北峰山頂から撮ったパノラマ写真、展望台から撮った写真とほとんど同じ。
(北峰からの展望)
 北峰から下山するため南峰に向かう途中で南峰岩頭の写真を撮っている。
 3人が岩頭でポーズをとっている写真も残っている。どこから撮ったのでしょう。
(南峰)11:57
(南峰)12:01
 急坂を慎重に下っている3人の姿も撮ってある。
(伊予が岳南峰からの下り@)12:05
(伊予が岳南峰からの下りA)12:14
 平地に下ってからは、原っぱの中からスミレやタンポポなど野の花の写真も撮っており、
(スミレ)12:31
(タンポポ)12:31
 白い花が咲いたウメの木越しに南峰の岩峰を撮ったり、スイセンの花を見つけて撮ったりしている。
(ウメの木と南峰)12:43
(スイセン)12:46

B)富山
 平群天神社の駐車場に12時50分に帰り着いて、車に乗って県道258を西走、次の富山への登山口・満福寺の駐車場に13時10分到着して身だしなみを整えて歩き始めた。
 満福寺から富山南峰に向かう途中には広いスイセン畑があって、一面白い花を咲かせて見事で何枚も写真を撮ってある。
(足元)13:12
(水仙)13:37
(水仙)13:38
(水仙)13:41
 標高342mの富山南峰の山頂まで上がると大きな「富山展望図」が立っていて、その前で記念写真。
 脇に「十一州一望」と彫った石柱が立っていて、展望台がありそうなので階段を登ってみた。
(富山南峰)14:20
(十一州一望?展望台へ)14:34
 登ってみると「十一州一望」と名乗るだけあって展望が広く、4枚のパノラマ写真が撮ってある。
(十一州一望@)
(十一州一望A)
(十一州一望B)
(十一州一望C)
 富山北峰迄歩くと、そこには「皇太子夫妻散策記念」の石碑が立っていた。
 南峰方向に引き返していくと中間に分岐道があり、「臥姫籠穴方面」の道標があって入って行った。
(北峰、皇太子夫妻散策記念碑)14:42
(臥姫籠穴方面分岐)15:06
 臥姫篭穴分岐に入って行くと、ここにも広いスイセン畑があって白い花が開き始めていた。
(広いスイセン畑)15:34
 臥姫篭穴への途中、上の堰のようなところから細長い滝が流れ落ちていた。
 臥姫篭穴のところに着いたが、「臥姫籠穴」の表示板を掲げた立派な入口門前と、金属製の扉の前での記念写真が残っているが、肝心の籠穴の写真は残っていなくてどんなところだったのか分からない。

(伏姫籠穴入口門)15:41
(滝)15:32
(伏姫籠穴扉)15:47
 伏姫籠穴入口門の脇の壁には「伏姫籠穴」の詳細な説明板があった。NETに次のような要約があった。
伏姫籠穴は、いつ、だれの手により、掘られたものなのか・・・? それは今なお、謎のままである。
伏姫籠穴の【籠穴】という言葉は、多くの文献により、【籠窟】【岩窟】【祠】【洞窟】など、さまざまな言い方がなされていることはおもしろい。
さらに不思議なことは、伏姫も八房も文学の中に登場する架空の主人公であるはずであるが、現実にこうして伏姫籠穴が我々の眼前に存在する事実をどのように理解すればよいのか、まことに神秘的であり幻想的と言えよう。物語に書かれた空想の世界と、現実との狭間に立つ時、伏姫籠穴は私達に何を語りかけようとしているのだろうか・・・。』「伏姫籠穴」案内板より。
(臥姫籠穴の説明板)15:39
 伏姫籠穴の中には大きな紅梅の木があって、今が盛りと綺麗な花を咲かせていた。
(紅梅の木)15:43
(紅梅アップ)15:49
 次の植物、名前が分からない。NETで検索すると、シーボルトの伝記の項にそっくりな植物の写真が載っているが、残念ながら名前が書いてない。
(??)15:50
(??)15:50
 咲き始めたばかりの白いツバキの花の写真が可愛い。ここにもスイセン畑があって沢山の花が咲いていた。
(ツバキ)16:01
(スイセン畑)16:03
 満福寺前の駐車場に戻って、満福寺仁王門の前で記念写真を撮った。
(福満寺駐車場)16:09
(福満寺仁王門)16:10
 近くの民家前にはキダチアロエがピンクの花を咲かせており、ナノハナ畑にはこの時期にももう黄色い花が咲いていた。
(キダチアロエ)16:17
(ナノハナ)16:18
 17時前に冨浦のホテルに入って、ラウンジでサンセットの綺麗な夕陽を眺めながらお茶を頂いた。
(落日@)17:00
(落日A)17:03
(落日B)17:03
(落日C)17:04
 次は房総の山旅の2日目です。



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