S47.懸の森−毘沙目木山−八丈石山
1.動 機
毘沙目木山は福島県北部の海岸近くにある一等三角点のある低山で、新ハイキング社「阿武隈の山を歩く」に載っており、小高町のHPにはいろいろなハイキングコースが紹介されている。例年4月29日が山開きなので、その直前だと登山道が整備されていて、静かな山歩きができ、山菜も採れるだろうと思って出かけた。啓ちゃんを誘って車2台で出かけ、懸の森から毘沙目木山、八丈石山まで縦走した。山菜採りには少し早すぎたが、新緑や可愛い春の花いっぱいの楽しいハイキングだった。 2.データ
a)山域:懸の森(536m)毘沙目木山(522m)、八丈石山(507m) b)登山日:2005/04/27(水)晴 c)コースタイム: 森山6:10 = 6:20 日立南IC = 6:50 湯の岳PA 7:05 = 7:30富岡IC = 8:40 八丈石登山口= 9:00 羽倉登山口 9:10 ---- 10:00 鉄塔展望台10:10 ---- 10:40 懸の森 10:50 ---- 10:55立石展望台11:00 ---- 11:10 毘沙目木山(昼食)11:50 ---- 12:35 吉野沢沼 ---- 13:00小畑林道 ---- 13:30八丈石登山口 = 13:45八丈石山13:55 = 14:05八丈石登山口14:10 = 14:30羽倉登山口14:50 = 15:40富岡IC =16:40 日立南IC = 16:50森山 d)同行者:小林啓、和子 e)地形図:1/25000 「日高(北西)」、小高町HPの登山マップ(山開き)
3.記 録 朝早く出発し、湯の岳PAで先に到着の啓ちゃんと合流した。常磐道は富岡まで伸びており、ここから県道35号を小高町まで走り、八丈石山への道標を見て左折し、狭い未舗装のガタガタ道を八丈石山登山口まで入った。小さな駐車場に啓ちゃんの車をデポして、川本車で県道まで引き返して北上し、羽倉登山口の道標を見て左折、懸の森の登山口羽倉に向かった。羽倉には広い駐車場があり、山開きの旗がひらめいていた。
ここからの道では、思いがけず満開のアカヤシオに出会い、座頭ころがしの崖を上から覗いたりしながら、45分歩いて懸の森山頂に到着した。山頂には大きな岩の重なりがあり、下に小さな大山?の祠が祀ってあった。懸の森と祠の由来を書いた説明板の上方に胎内くぐりがあったが、岩の隙間があまりに狭く見えたので、這いつくばって抜けるのは止めにした。胎内くぐりを迂回して登ったところに三角点があり太平洋の展望が開けていた。 懸の森から下って、毘沙目木山との中間点に、立石展望台の指標があったので立ち寄ってみた。大きな岩の上からは毘沙目木山から太平洋にかけての山々が展望できた。立石への分岐になっているが、この道は相当きつく危なっかしい下り道に見えた。
毘沙目木を下るとカタクリの群生地があり、陽の光を受けて美しく輝いていた。今年は何度もきれいなカタクリに出会えて幸せだ。100m下ると吉野沢沼、周りの新緑を写して美しい湖面を見せていた。少し登り返したあたりから小畑の林道に出るまではお目当てのタラノメが多い林だったが、残念ながらまだ少し早すぎた。ところどころで収穫しながら歩いて、車の走れる小畑の林道に出た。民家の庭の石楠花を眺めたりしながらこの林道を1.3kmほど歩いて、啓ちゃんの車を置いた八丈石登山口に着いた。
小高町の登山マップに記載されているコースタイムには随分ゆとりがある。マップでは羽倉から八丈石まで4時間55分だが、私たちの歩行時間は3時間30分、70%だった。 |