S116.紅葉狩り
(七ツ滝・栄蔵室・猿ケ城渓谷・花園渓谷周遊) 1.動 機
2.データ b)登山日: 2005/11/23(水)曇時々晴 c)コースタイム: 日立自宅7:10 = 7:55サンライズCC = 8:35花園渓谷熊倉橋P 8:45 = 8:55七ツ滝登山口P9:12 ---- 9:50奥の院峰10:05 ---- 11:40栄蔵室11:45 ---- 11:55展望台(昼食)12:40 ---- 13:10南登山口 ---- 13:20千猿の滝 13:30 ---- 13:30落雲滝13:40 ---- 14:05小川塙分岐 ---- 14:30与次郎滝14:35 ---- 14:50熊倉橋P15:00 = 15:20七ツ滝登山口P 15:30 = 16:50日立自宅 d)同行者:小林啓治夫妻、和子 e)地形図:1/25000「磐城片貝(北東、南東)」、「川部(北西、南西)」 3.記 録 8時にサンライズCC入口で啓ちゃんと合流して、まず花園渓谷の熊倉橋近くに小林車をデポし、川本車で花園神社奥のダート道を七ツ滝登山口まで入った。今日は勤労感謝の日、駐車スペースは満車に近かったが、折りよく空いた場所に駐車できた。
久しぶりに眺める七ツ滝は水量も多くて見ごたえがあった。七段の滝をゆっくり眺めてから、左の奥の院への登り道に入った。立札には奥の院まで300mとあり、最初はありふれた階段道だが、だんだんと急坂になり、木の根っこや岩角を足がかりの急登になった。ロープや鎖が備えられているが、「ロープに頼らず、根っこや岩角に掴まって登った方がいいよ」と啓ちゃんが奥さんに優しく指導しているのを聞きながら、後に続いた。途中2箇所で、七ツ滝を横から眺める場所があり、海につながっているとの言い伝えがある4段目の滝と深い滝壺を間近に眺めることができる。 奥の院峰に着くと、立派な祠があり、大きな盆栽のように格好よく捩れた松の向こうに阿武隈の山々が見渡せ、花園山方向の近くの山は全山紅葉で美しかった。祠の前で記念写真をとって次に向かった。少し下って登り返した月山峰手前に「栄蔵室へ5k」の立札があったのでここを曲がった。高度80mぐらい登山道を登ると林道に出た。ダートだが広い林道は長かった。奥の院への急坂を登って充実した後では、だらだら歩くのは返って辛い。切り出した杉材を運ぶトラックと出会ったりしながらどんどん歩いていくが栄蔵室への登り口にはつかない。ナビの表示では栄蔵室を通り過ぎ遠ざかっている。あわてて500m引き返し、北に分かれる道に入ると「栄蔵室へ」の道標が立っていた。「こんなところに道標が立っていても役に立たないよ」と文句を言いながら尾根道を登ると立派な展望台があり、里美牧場と三鈷室の間に奥久慈男体山があり、その上に富士山が見えるという山名展望盤があった。傍らに、山頂から下る方向は(私たちが登ってきた道は)「ハイキングコースではありません」の立札が立っていた。
今までは北登山口しか歩いたことがなかったが、南登山口の方が楽そうなので花園山方向に歩いた。緩やかな下り道を500mほど歩くと花園山への分岐があったが、今日はそのまま南登山口に向かった。途中の広場で休んでいると、また賑やかな30人ほどの団体さんが下りてきた。同じく、栄蔵室と花園山とを周回してきたと言いながら元気に歩いていった。 気持ちのいい登山道を下って猿ケ城の林道に出ると舗装された車道だった。少々味気ないが、色づいた広葉樹の下、眼下に猿ケ城渓谷の岩を食む綺麗な流れを見ながら歩く気分はなかなかいい。すぐに、千猿の滝 と落雲滝の看板が続いて現れた。どちらも綺麗な滝だったが、車道から滝までは急坂の下りだった。特に落雲滝へは、沢に下りてから岩場を少し遡上しなければならなかった。
花園渓谷まで下りると、周りの紅葉はさらに綺麗になってきた。カエデの大木が多く、紅葉のトンネルを歩くようだった。紅葉と清流のコントラストを楽しみながらゆっくり歩く気分は、車で通り抜けるよりも数段勝った。それでも、休日なので紅葉狩りの車の通行が多くて、いい気になって写真に熱中していると危ない。特に、与次郎滝や熊倉橋あたりの紅葉が綺麗で、路側にはたくさんの車が止まっており、カメラを構える人が多かった。
デポしていた啓ちゃんの車で七ツ滝登山口まで送ってもらったが、途中の花園神社の駐車場には多くの車やバスが停まっていた。車窓から見ると、ここの紅葉はまだのように思えたが、神社の境内に多くの人が歩いているのが見えた。 |