V18.矢大臣山
1.動 機
2.データ亀楽会の一月例会・いわき市の最高峰・矢大臣山登山に参加してきた。この山には、花の時期に鬼ケ城山と一緒に登ったことがあるが、その時は小白井側から林道を歩いた。今回は湯沢側から登り、寒風の中、雪の積もった登山道を登った。
3.山行記録 我家の愛車で日立駅前に着くと、2台の車が先着していた。今日は参加者が増えて12名になったとのこと、初顔合わせの挨拶をして、我家の車には2名の女性会員が同乗して出発した。日立中央ICで常磐道に乗り、磐越道小野IC出口で再集合した。ここからは我家のナビの先導でR349や県道41を南下して「湯沢山荘、矢大臣山」への道標を見て地方道に入り、湯沢温泉の分岐から少し北に走ったところで「矢大臣山ガイドマップ」の表示板を見て、右の林道のような細い道に入った。だんだんと雪が増えてきてゆっくり走った先に、少し広くなった場所を見つけて駐車した。
気温が低くて風も吹いてきて寒いので、フリースやヤッケなど色々着込んで雪の積もった林道を歩き始めた。
15分も歩いたところに駐車が出来そうな広場があり、身体も温まってきたのでここで衣服調整をしながら、振り返ると格好のいい蓬田岳が見えていた。
ここを過ぎるとすこし急坂になったがすぐになだらかになり、やがて左に分かれ道があり、「こっちが矢大臣山だよ」の小学生の書いた道標があった。左に曲がると目の前に矢大臣のなだらかな山容が見えてきた。
小学生の集団登山のコースになっているのか、樹木には氏名を書き入れた樹木の名板が取り付けてあった。名盤の数は30枚近くあり、木の名前に弱い我家には有難い情報だ。
全体的になだらかな登山道だったが、一箇所だけ10mほどの急登があり、階段とロープがつけてあった。これを登ったところに長持石があり、展望もいいので一休みした。
長持石から少し登ると道がなだらかになり、その先に「水飲場」と「山頂まで420m」の看板があり、小学生の「美味しい水が飲めるよ」の案内もあった。
水場には寄らないでそのまま通り過ぎ、少し登るとすぐに山頂の一角だった。芝生の草原になっており、周りがヤマツツジの群落で囲まれており、花の時期には見事だろうと思われた。左手に立派な展望台が見え、たくさんのアンテナ塔が林立していた。
展望を楽しもうと思って展望台の上に上がったが、風が強くて寒い。Koさんに集合写真を撮ってもらって周りを見渡すと、下の雑木に樹氷が凍りついて綺麗に光っていた。北西方向が鉄塔などで少し遮られていたが、360°の展望が開けていた。
生憎と天気は下り坂になり、遠くの雪山は見ることができなかったが、南東に水石山、湯ノ岳、三大明神山、東に蓬田岳、宇津峰、一盃山、高柴山、北に大滝根山、などと登った山が見えていて嬉しい。
展望台の下で昼食をとったが、ここでも冷たい風が吹いて寒かった。寒くて山頂の三角点を踏むことも怠って下山にかかった。下りはアイゼンを付けて歩き始めたが、トップはどんどんと引っ張って行く。林道に出てからも休むことなく、蓬田岳を眺めながら快調に歩いて、45分で駐車場に着いた。
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