V37.孫と一緒に盛金富士
(孫との登山No.3)

1.動 機
春休みで孫達がお泊りにやってきた。何をしてお相手するか考えるだけで嬉しいことだが、先ず第一日目は山登りになる。丁度春の花が咲き始めたようなので、イワウチワを見せようと盛金富士に一緒に登ることにした。盛金富士には、8年前に62会ハイク学校で案内してもらってイワウチワにはじめて対面して以来、毎年のようにこの時期に足を運んでいる。

2.データ
a)山域:盛金富士(341m)
b)登山日:2008/03/29(土)晴
c)コースタイム:
日立自宅 9:00 = 9:55 下小川駅 10:10 ---- 11:10 盛金富士 12:05 ---- 12:45 下小川駅 13:00 = 13:40 那賀カタクリ園 13:55 = 14:45 里川河川敷 14:55 = 15:10 森山自宅
d)同行者:さーちゃん、あき、和子
e)地形図:1/25000 「大中宿」

3.山行記録
朝寝坊をたたき起こして何とか朝食を食べさせ、9時に我家を発車して下小川駅まで走り、10時過ぎに歩き始めることが出来た。登山口近くにはユリワサビやスミレの花が咲いていて、花の名前を教えるとちょっと立ち止まるが、すぐに歩き始めて二人でどんどん登っていく。これまでの山歩きの経過からコースタイムの2倍ぐらいはかかるだろうと予定を立てていたのだが、ジジババが置いていかれそうである。尾根の手前の急登前で衣服調整をし、尾根のベンチで一息入れただけだが疲れた顔を見せない。
(登山口にて)
(元気に登る)

尾根の途中から北斜面を覗くと、あちこちにピンクの花が群れを作って咲いている。丁度満開の時期にあったようだ。急斜面も足場を選びながら何とか歩いて、「うん、思ったよりも綺麗だ」などと言いながらじっと眺めている。ジジがあちこちと移動しながら写真を撮っていると、「まだ頂上に行かないの」と急かされる。
(イワウチワが満開でした)

ここまでの歩きを見てこの調子なら大丈夫と思って、男体山の見えるところから「次はあの山に登ろう」と水を向けたが反応は今ひとつだった。
山頂に着いて、在所の水戸の県庁と正月に歩いた風神山を教える。「お腹が空いたよ」と急かされて、熱いラーメンを作るとなかなか好評だった。山の上での食事の楽しさも分ってきたようだ。山頂でゆっくりと食事している間に三組のグループと一緒になったが、その都度小柄な小学3年の孫を見て「良く登ってきたねえ」と褒められ、本人もジジババもまんざらでもない気分。
(奥久慈男体山)
(盛金富士山頂にて)

急坂の下りはやや緊張気味だったが大過なく下り、イワウチワの群落地に入って、もう一度じっくりと眺めてから下った。
下小川駅に予定外に早く下りついたので、もう一箇所、那賀のカタクリに立ち寄って帰ることにした。ルートは我家出発なら何とか朧に覚えているが、ここからだとどの道を走って行けばいいのか分らない。車のナビに行き先指定すると即座にルートを教えてくれ、ナビに従って那賀近くまで走って、子供とキャッチボール中のパパに「カタクリの咲くのはどこですか」と訪ねると「この先の消防車車庫の先」と親切に教えてもらえた。
遠くからだと白いイチゲの花だけしか見えなかったが、近付いてみるとピンクのカタクリもいっぱい咲いていた。蕾も多いが、咲いた株はまだ新鮮で綺麗だった。裏手に回って小川を危なっかしい橋で渡って、カタクリを間近で撮影した。汗を流して登りついて見るわけではないからか、イワウチワの時ほど感激してくれない。
我家に帰る途中、常陸太田の里川に立ち寄って、河川敷いっぱいに咲き乱れるナノハナを案内した。花粉だらけになってしまうと言いながらしばらく菜の花畑の中で遊んでいた。
(那賀のカタクリ)
(里川のナノハナ)

我家に帰り、風呂に入って汗を流し、夕食を食べてからしばらくお好みのテレビを見ていたが、9時過ぎには寝床に入って寝てしまった。昨夜は11時に寝かせるのに苦労したのに、さすがお疲れのようだ。




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