B16.近所の工事現場

1.動 機
 御馴染みのスーパのセール品を買うお使いに出かけ、歩数を10000歩にするために少し遠回りをして我が家に帰った。いつもは車で通過する道路を足で歩いていると、今たけなわの新設BRTバス道路の工事現場をこの目で見ることができ、また、解体中と知らされていた老人福祉施設には既に新館が営業しているのを目の当たりに見て、日立市もまだ元気があるなと実感できたウオーキングでした。

2.データ
a)山域:日立市森山・水木地区
b)登山日:2014/01/31(金)晴
c)コースタイム:自宅9:55 ---- 10:15塙稲荷神社 ---- 10:20スーパ10:30 ---- 10:50BRT工事現場11:00 ---- 11:05トンネル ---- 11:10ライフアシスト11:15 ---- 11:25自宅
d)同行者:単独
e)地形図:1/25000 「日立南部」
(BRTバス計画路線図)

3.1 山行記録

 我家を出て、途中森山団地の中の塙稲荷神社に寄り道してスーパで買い物を済ませた。時間はまだ10時半、歩数計もまだ2500歩ほど、今日の歩数を10000歩にしようと少し遠回りして帰ることにした。
 道が曲線になっていて未だもって理解できない松山下団地の中を少し探検してから旧日立電鉄線沿いの道にでた。

 日立電鉄線は、常陸太田市の常北太田駅と日立市の鮎川駅とを結んでいた日立電鉄の鉄道路線である。昭和の初めに開業し、通勤、通学の足として重宝されていたが、モータリゼーションのあおりを受けて、2005年4月に廃業し廃線となった。日立市の幹線道路(R6,R245)の慢性的な渋滞状況を改善するために、日立市が廃線跡を買い上げて、バス専用路線・BRT(Bus Rapid Transit バス高速輸送システム)として再生することになった。T期(久慈浜おさかなセンタから大甕駅)U期(大甕駅から多賀駅)、V期(多賀駅から鮎川駅、出来れば日立駅)と分けて、13kmのバス路線を作る計画が持ち上がった。
 2013年3月に久慈浜から大甕駅までが開通し、今はU期工事が進行中と聞いている。開通した1期工事部分のバスには旧久慈浜駅に出来た南部図書館に行くのに何度か乗車したことがあり、工事中のU期分については通勤道路を車で走るときに、時に一方交通にされたりしながら横を通過したことがあるが、工事の様子を見たことがなかった。
 泉ヶ丘中学校の下まで来ると、「来年3月までバス専用道路の工事中」との看板が立っていて、200m先で重機を使った工事が進行中だった。看板近くには監視員もいないのでズルズル滑る法面を攀じ登って掘削済みのバス道路部分の写真を撮った。停留所以外は単線運転の計画なので道幅は意外と狭い。
(BRT工事標識)
(BRT工事現場:南向き)

 工事中の重機の動きを少し見物してから道沿いを歩いて行くと、100m先に工事担当者の駐車場があり、その先は未着工だった。関係者以外立入禁止だったが、一寸失礼して写真を撮らせていただく。
(BRT工事中)
(BRT工事現場:北向き)

 反対側には未着工部分が見えていた。線路は撤去されただけの草地、大甕駅からここまではこんな状態のままになっている。工事が進行しているのは傍に車道が平行して通っている部分だけのようで、傍に車道のない部分は後回しになっているように見える。
 未着工部分の脇の踏み跡を歩いて行くと、通学路の洞門通過部分に出る。脇には「来年3月まで橋の補強工事をしています」の看板が経っていた。電車よりもバスの方が重い訳はなく、東日本大震災の教訓で耐震強度を上げることが必要になったのだろう。このすぐ南にJR線路を跨ぐ橋もあって、こっちの方がもっと補強が必要なように見える。
(BRT未着工部分)
(洞門)

 洞門のところから泉ヶ森公園の方に歩いて行くと、介護付有料老人ホームのライフアシスト泉ヶ森が見えてくる。ここは我が家のJR線路向かいに建つ施設で、最近、「老朽化したので旧館を改築する。内部は解体済みで、これから外部の解体を始めるので騒音などで迷惑をかけることがあるかもしれない」との連絡が入ったばかりだった。この旧館は昔はホテルだった所で、30年も前の現役時代、後に親交を深めたスイスからの立会官に泊ってもらって打ち合わせもしたことがあり、老人ホームに衣替えしてからは和子の母が一時お世話になった因縁の深い施設である。我家から目の前に見えるので、その様子を眺めていたが、工事をしている様子はまだ見えなかった。今日は施設内の道に入って反対側から眺めてみよう。旧館はまだ外部の解体は始まっていないし、係員が居て立ち入りさせてもらえなかったが、その東側や南側に真新しい立派な建物が3棟も建っていた。日立の中には老人養護施設があちこちに出来ているのを目にするが、知らないうちにここにも新しい建物が出来ていたのだった。
(ライフアシスト泉ヶ森旧館:解体中)
(ライフアシスト泉ヶ森新館群)

 10日前に東海村を歩いた時に、盛んに工事が進んでいるのを見てその活気に感じ入ったのだったが、今日は日立でも街の発展のための工事が東海村に負けないほどに進んでいるのだと実感して嬉しくなって我が家に帰ってきた。歩数は10200歩。


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