B91.雷神山

1.動 機
 色々あって久しくこのHPにアップするのをさぼっていたので、HPの題材になるよういつもの風神山とは違うところを歩きたくなり、水府の雷神山と要害山に登ることにした。2008年2月に歩いたコースとは逆コースを考え、雷神山から破線の道を下る積りで出かけたのだが、その破線の道が無くなっていて道を迷いながら下ったので、雷神山だけで時間を食ってしまい、要害山には登らないで帰ってきた。

2.データ
a)山域:雷神山
b)登山日:2014/09/09(火)
c)日程:森山自宅11:00 = 11:30道の駅水府11:35 = 11:45要害林道P12:00 ---- 12:20 鉄塔(昼食)12:55 ---- 13:15階段 ---- 13:25雷神山13:35 ---- 13:40引返し ---- 13:45雷神山 ---- 14:00作業道出合 ---- 14:30沢出合 ---- 14:50牧場 ---- 要害林道出合---- 15:10要害林道P15:15 =スーパ= 16:00森山自宅
(雷神山周回コース)

(雷神山周回コース)

d)同行者:和子
e)地形図:1/25000 「山方」

3.山行記録
 昼前に我家を出発し、途中の道の駅で弁当などを買ってから要害林道に入り、見覚えのある駐車場に車を停めた。
 東電の鉄塔点検路の道標から沢に下ると、大雨で流されたのか以前はあった橋が無くなっていた。幸い今日は流れが浅く石伝いに渡渉することが出来た。
(林道から#142鉄塔へ)
(渡渉)

 ここから#142鉄塔までたった15分ほどの登りだったが、急坂に出来た踏み跡を登っていくのは、なまっているわが身にはとてもきつかった。鉄塔の台座に座って一休みしてから昼弁当を食べて再出発。
 ここからはなだらかに歩いて部落に入るとすぐに右手に階段があった。何も表示がないが、地図を見ればこのあたりから登れば雷神山に着くだろうとこの石段を登って行った。
 やがて道は植林の中に入り、稜線を辿るとすぐにコンクリ―トの水道タンクが見えてきた。和子はこの上にタンクがあるはずと言っていた。6年も前のことをよく覚えているものだ。
(登山口の階段)
(植林の登山道 )

 そのタンクの後に隠れるように小さな赤い社があり、中には石の祠が祀ってあった。ここが間違いなく雷神山、その先の三等三角点を入れてツーショット写真を撮った。
(雷神様)
(三等三角点)

 山頂で一休みしてから下る方向を間違えた。地図を見て山頂から直進方向に少し進んでから右に回り込むのだと思い込み、直進方向にいい山道が見えていてそっちに下ったが、どこまで歩いても道は真直ぐ。地図を見直して間違いに気づいて山頂に引き返し、道ははっきりしないが右手の急斜面をずるずると下って行った。
 何とか踏み跡を見付けて下って行くと荒れた作業道が見えてきた。とりあえず作業道に下りてみたが、ポケナビを見ると、破線の道とはずいぶんとずれている。破線の道の方向に作業道を歩いて行ったが山道らしきものが見つからず、道は破線の道方向にUターン、だが、なんとその先でまた行止まり!(X2)。大きく引き換えして、下に見えた別の作業道に下って道なりにUターンしながら下って行くと沢のところで作業道はお終い。倒木を積み重ねた先の沢の向こうに踏み跡らしきものが見える。この沢を辿れば間違いなく要害林道に近づくはずだ。
(急坂下り)
(作業道)

 倒木の山を越えて行くと、予想通り沢沿いに踏み跡があり、その先で本沢に合流した。もしこの沢の下流に滝があって雷神山まで引き返すことになったら大変だなあ、と言いながら沢に下りると真新しい足跡があって、大丈夫そうだと一安心。倒木があったり、小さな高巻きがあったりしたが、どんどん下っていく。
(沢歩き)

 右上に人工の柵らしいものが見え、岸を攀じ登ると牧場があり、牛が気が付いて近寄ってくる。牧場の建屋の方向の道の先には柵がしてあるのが見えたので、牧場の外回りを歩いて建屋の前に出た。ご夫婦がいて要害林道への道を確認すると「雷神山から下ってきたのかい。急坂で大変だっただろう。作業道があちこちに出来ていてちゃんとした道がなくなっていて、よっぽど足腰が丈夫でないと無理だよね。」「もしかして駐車場に停めてあった車はあんた方のものかね。今時あそこに車を見るのは珍しいと思って見てきたところだ。林道はすぐそこに見える道、駐車場もすぐだよ。」と教えて頂いた。
 「要害山への登山口もすぐそこだよ。」と言われたが、今日は道迷いで余分に体力を使ったので要害山は止めにして、林道を300mほど歩いて駐車場に戻って我家に帰ることにした。
(牧場)
(要害林道)

 雷神山からの下りの破線路は作業道によって消滅してしまっていたのだが、それに気づいてもそのまま下ったのが随分乱暴な話しで、間違えれば遭難騒ぎになりかねなかったこと、無事に戻ってこられたのがめっけものと反省しきり。
 反省しながらも妙に充実感のある山歩きで、途中に野の花も色々と見ることも出来て、帰りの車の中では明るい話しが多かった。
(ホトトギス)
(ヤブラン)

(ヒガンバナ)
(スルボ)

(ヨウシュヤマゴボウ)
(ヤブミョウガ)

 



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