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(盛金の山周回の歩経路) |
d)同行者:MAC会員14名(男性6名女性8名)和子、私は別行動
3.山行記録
朝食を食べて愛車で出発、集合時間前に到着、しばらく挨拶を交わしたりしている間に、みんな揃って集合時間の8時40分にはもう歩き始めた。
このところ悪天候続きだったが今日だけ雲一つない好天気、機嫌よく歩いて行くみなさんを、私は一人残って見送った。以下は和子の記憶を辿る。
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(下小川駅駐車場) | (さあ歩きましょう) |
今は地域活動の拠点になっている旧盛金小学校の中を通過して林道に出て、しばらく歩くと藪っぽい山道が左に別れていた。
ここを登っていくと伐採林の向こうに盛金富士の山が見えていた。
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(いよいよ登り) | (盛金富士?) |
更に高度を上げて尾根に上がると尾根道に上がり、ちらほら咲いているミツバツツジやヤマツツジを横に眺めながらどんどん歩いて行く。
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(どんどん登って) | (ミツバツツジ) |
尾根道を歩いて行くと最初のイワウチワ群生地に着いた。もう盛りが過ぎていたが、今年初めて出会ったイワウチワの花の写真を撮りたかったが、「この先の方が綺麗に咲いているよ」と言って休むこともなく先に進んでいく。
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(最初のイワウチワ) | (すぐに下る) |
峠に出て北東方向に向きを変えて広い道に出ると馬力神が立っていた。その先、ヤマザクラが咲いているのも見えていた。
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(馬力神) | (ヤマザクラ) |
また山道に入って下り道をしばらく歩くと、左斜面に二つ目のイワウチワ群生地が見えていた。斜面に下りて写真を撮るのかと思ったら、ここでもこの先の方が綺麗だよと言ってそのまま通過。
・255を越えたところに三番目のイワウチワ群生地あって、ここでやっと写真タイムが取られた。ゆっくりと可愛いイワウチワの花を眺め、何回かシャッタを押した。
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(二番目のイワウチワ群生地) | (三番目のイワウチワ群生地) |
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(三番目のイワウチワ群生地アップ) |
そこからはまたどんどん下って椢平三角点傍を通過して更に下っていくと、富士見公園の広い広場があって一息入れた。
車でも走れる舗装道を下っていき部落道に出ると、来る時敷地内を通った盛金小学校の建物が向かいに見えており、手前に満開のサクラの木が何本か立ち並んで綺麗だった。
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(富士見公園) | (盛金小学校) |
小学校のサクラの花を見上げながら歩いて、夫の携帯に電話を入れると、「無事上高塚山から帰ってきて、今は下小川駅駐車場、車の中で新聞を読みながらが待っているよ」との返事だった。
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(盛金小学校のサクラ) |
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(私のイワウチワ探訪) |
皆さんを見送ってから、上高塚山のイワウチワ群落地まで歩いてこようと決めて、出発地点の西金駅に車で移動した。
西金駅の駐車場に車を置いてすぐに歩き始め、ナビで3月に和子が取った軌跡を見ながら歩いて行く。林檎畑を過ぎたところ左斜面がナノハナで真っ黄色に染められて綺麗だった。
右の茶畑の脇にサクラの花のような色をした綺麗な花を咲かせた木が並んでいた。サクラの花とはちょっと違うような気もする。
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(ナノハナ畑) | (サクラ?) |
山道に入って少し上がると民家の先には上高塚山の山並みが見えており、右手にはみんなが歩いているだろう盛金富士の北側の山並みも見えていた。
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(民家の上から上高塚山) | (民家の上から左端盛金富士) |
この辺りでナビの電池が切れて使えなくなり、今どこを歩いているのか分からなくなった。それでも印刷した軌跡を見ながら登っていく。左下にイワウチワの咲きそう急斜面が続き、ここがイワウチワの群落地だと思って目を皿にして何度も見下してみたが、イワウチワの花の姿が見えない。
大岩が重なるピークに突き当り、一度は諦めて少し引返したが、まだまだ時間はたっぷりある。もう少し先まで歩いてみようと岩のピークを巻く道を辿って行くと、その先の左下にも急斜面があり、目を凝らすとところどころにイワウチワらしい花が1〜2輪づつ見えていた。嬉しくなって急斜面を危なっかしい足取りで下りて右往左往したが、イワウチワの花時期はとっくに終わったようで、ほとんどの株は花が落ちて果穂だけになっている。まだ元気な花を探しながらシャッタを押していった。
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(落花後のイワウチワ果穂) | (咲き残りのイワウチワ) |
少々寂しかったが、なんとかイワウチワの群落に辿りついたことに満足して引返し、民家の下の後在所への道を左に少し入って、ムスカリやハナニラなど庭の花や、スミレやオオイヌフグリなどの野の花を見ながら部落の風情を楽しみながら歩いた。
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(部落を散策) | (ナノハナにサクラ) |
リンゴ園ののところまで下ると園内で剪定作業をしている男性がおられたので、登り道で見たサクラに似た花葉何なのかを確かめた。答はやはりサクラではなくて「それはソルダムの花ですよ。」だった。
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(ソルダムの花だそうです) |
道傍の色々な野の花を眺めながら下っていき、R118へ出る道から右に別れる狭い道に入ると、国道側に大きなサクラの木が満開の花を咲かせていた。
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(R118手前のサクラ) |
脇道を下っていって湯沢温泉への道近くまで歩くと、川岸の広場に賑やかにサクラの花が賑やかに咲いていた。上の湯沢温泉への道沿いに一軒の民宿があって、裏庭からこの広場に下る階段が付いていた。
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(湯沢川川岸のサクラ) |
R118を湯沢交差点で渡って西金駅への道に入ったところにも大きなサクラの木が立っていた。この辺りにはサクラの古木が多い。
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(湯沢交差点近くのサクラ) |
西金駅駐車場の先の「大子ハイキングマップ」の案内板の上にも大きなサクラの木が立っていた。駅の案内所の女性に、この近くのサクラの綺麗なところを尋ねると、このサクラの木などは目ではないようで、「歩いては無理でしょう。水郡線で行かないとね。」とのことだった。
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(西金駅前のサクラ) |
車に乗って下小川駅に戻ると、駐車場の駅の反対側にもサクラの木が数本たっていて、これも今満開で、結構綺麗だった。
車の中で弁当を食べ、新聞を読みながらうつらうつらしていると、和子からもうすぐ駅に帰り着くと携帯が入ってきた。機嫌よく歩いて帰ってきたみなさんを出迎えると、間もなく簡単な挨拶があって解散になった。
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(下小川駅のサクラ) |
我家に帰る途中、先ずはR118沿いに新しくオープンしたばかりの常陸大宮市の道の駅に寄道した。オープン祭りの最中のこと、平日でも広い駐車場は満車状態、車を停めることが出来るまでしばらく待機させられた。3月の山行帰りに立ち寄った時にはまだ準備中で近寄れなかったが、今日は建屋内にも入って売店などゆっくりと見て回った。
二階に上がると久慈川側を望む展望室があり、下を見下ろすと、久慈川から道の駅まで広い公園になっていた。久慈川の向こうには水府の雷神山や要害山あたりらしい山並みが見えていた。
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(出来たての常陸大宮市の道の駅) | (二階の展望室から久慈川側) |
次はすぐ近くの辰ノ口橋を渡ったところのさくら祭臨時駐車場に車を停めて、久慈川沿いのサクラ並木の写真を撮った。ここも満開!
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(辰ノ口公園のサクラ並木) |
常陸太田まで帰って、里川の橋を渡ると機初小学校のサクラが満開になっているのが見えた。近くに車を停めて校庭に入り、すぐ近くから素晴らしいサクラの花を楽しんだ。車の中から見た印象も強く残っていて、このあと橋の上まで歩いて戻ってみたが、やはり近くから見た方が綺麗に見えた。
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(機初小学校のサクラ) |
日立まで帰り着いて、日立研究所入口に車を停めてサクラ並木を眺めながら入口坂を登り下りした。他ではなかなか見られない賑やかなサクラ並木である。
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(日立研究所入口坂のサクラ並木) |
元気な和子は一つ下の道に下りて、下から見上げたサクラ並木の写真を撮ってきた。
研究所の入口ゲートの中にもサクラ並木が続いていて、写真を撮らせて下さいと入口守衛さんにお願いしてみたが、場内は撮影禁止ですとにべもないご返事だった。
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(下から見上げた日立研究所入口坂のサクラ並木) |
今日はイワウチワは期待外れだったが、青空のもとで満開のサクラの花を眺めて嬉しい一日になりました。