I22.2000年11月の山歩き(2)長福山・月居山

1.動 機 
 今回の長福山496mや月居山404mがある奥久慈は日立から近く、男体山654mや鍋足山552mなど気軽に登れて変化があって面白い山が多く、何度も出かけたことがある馴染みのところだった。今回は男体山の麓にある長福山496mに登って、袋田の滝から月居山404mへと二つの山に登る積りで出かけた。

2.データ
a)山域、長福山、袋田の滝、月居山
b)登山日:11/8
 自宅発車8:40=R6=R293=常陸太田=県道29=山方宿=R118=西金=古分屋敷=(パノラマライン)=長福10:00ー登山口ー長福山南峰ー登山口ー11:00長福=(パノラマライン)=袋田11:45ー袋田滝ー月居山ー14:15袋田=山方宿=常陸太田=16:10自宅

3.山行記録:
3.1長福山
 2000年当時はナビを持っていなかったので歩いた軌跡が残っていないので、2007/01/31に長福山に登った時の軌跡の一部が今回の軌跡に一致しているので参考までに載せました。今回はこの図の中で、長福のPマークから南峰の間を往復しただけです。図でスーパ林道となっている道は今回はパノラマラインと呼んでいます。
 奥久慈パノラマライン:国道118号線西金交差点から県道322号線に入り、東へ約4Km(14分)のところが入口となります。奥久慈の長福山、男体山の中腹を通り大子町北冨田mでの約15Kmの林道です。11月上旬〜中旬にかけてみごとな紅葉が見られます。
a)山域:長福山(496m)
b)登山日:2007/01/31(水)晴
c)コースタイム:日立自宅 9:10 = 10:10 長福部落 10:35 ---- 10:55 長福観世音堂 ---- 11:10 長福山南峰 11:15 ---- 11:25 長福山北峰 11:40 ---- 11:50 長福山南峰 ---- 12:10 沢筋 ---- 12:20 男体神社12:30 ---- 12:40 長福部落12:45 = 水府JA = 16:20 日立自宅
d)同行者:和子
e)地形図:1/25000「大中宿北西」
(2007/01/31の山行経路)
(2007/01/31の時間記録)
 8:40に我家を出発して、常陸太田を通過、山方宿でR118に出て北上、西金から再び東の県道に分かれて古府屋敷からパノラマラインに入った。パノラマラインの中間あたりに長福部落があり、標高300mの長福部落から見上げる654mの奥久慈男体山の姿は格好良く迫力があった。
(10:00 長福山登山口から男体山)
 長福部落から山道を登って20分、長福観世音堂の参道の石段前に到着した。苔むして急勾配の数十段の小さな石段が何回も繰り返して現れた。2007年の山行のときの記録には、和子が数えたら5回で合計290段あったと書いてある。10:15は登り、10:49は下りのときに撮った写真です。
(10:15 長福寺観音堂参道石段)
(10:49 長福寺観音堂参道石段)
 290段の石段を登りきると、長福寺観音堂の前に出た。質素なお堂で、立派な「長福観世音堂」の額だけが目立っていた。このお堂の謂れをnet調べたが、何も出てこなかった。
(10:45 長福観世音堂)
  登山道は観世音堂の右の藪を少し漕いで登山道に出て、植林の急坂を登っていき15分ほどピークに登りつき、このピークに小さな石の祠があったので、これで長福山に登頂したとして証拠写真を撮って、観世音堂、長い石段、長福部落に下った。
 このピークは標高483mの南峰で、本当の長福山は尾根筋少し北にある496mのピーク北峰だった。国土地理院地形図に出ているのだが、判っていたのかどうだか?
(10:40 長福山南峰)
 下りでは花を見つけてシャッタを押すゆとりができたのか、石段下ったところでアヤメの花、部落の中でノギクの花の写真を撮っている。
(10:49 アヤメ)
(11:00 ノギク)
 長福部落から出て、パノラマラインを走って次の月居れ山に向かった。道中の景色が良かったので、何度も車を停めながら風景写真を何枚も撮っている。
(11:05 男体山)
(11:12 パノラマラインから久慈川)
(11:25)
(11:28 パノラマライン)
 パノラマラインを下ってR461を走って袋田に向かい、袋田温泉手前から眺めると、温泉街と生瀬富士、立神山、 の岩峰群の組合せがいい景色になっていた。
(11:36 袋田温泉、生瀬富士と立神山)
 袋田温泉の駐車場に車を入れて、袋田の滝のつり橋に寄り道して月居山に登って滝見茶屋に下ったが、2015/11/11にもほぼ同じコースを歩いています。
(2015/11/11の歩行経路)
(2015/11/11の歩行高低差)
 今回は展望台からの袋田の滝の写真はなく、最初の滝の写真には滝の向こうに断崖が見えている。滝展望台へのトンネルは通らず、滝見茶屋方向から歩いて入ったようだ。
(11:56 つり橋手前から袋田の滝)
 袋田の滝を正面から撮った写真はなく、トンネル途中の出口にあるつり橋の入口から撮った写真がある。ここは四度の滝(袋田の滝は4段の滝があり、別名四度の滝と呼ばれる)のうち、三度の滝を斜め横から眺められる絶好の撮影ポイント、私の一番好きな場所。袋田の滝に行くごとにシャッタを押している。今回は有料のトンネルには入らないで、つり橋を反対側から渡って写真を撮ったということ。

(12:00 つり橋からの袋田の滝)
 つり橋を引き返して、急階段を登って袋田自然研究路を歩いていきました。滝の上部には白波を上げる渓流が綺麗に見え、その奥には生瀬の滝への分岐があり、入って行くと袋田の滝の上流にある生瀬の滝が見えていた。小振りだが周りの紅葉とのマッチングもよく」
(12:00 袋田の滝上部)
(12:17 生瀬の滝)
 生瀬の滝では記念写真も撮っている。
(12:17 生瀬の滝展望台))
 振り返ると袋田の滝の上に聳えていた断崖が、同じ標高で綺麗に見えていた。
(12:19 袋田の滝の上の断崖)
 遊歩道に戻って月居山方向に進み、前山に登って撮った写真に写っている生瀬富士と立神山は、可愛い双子山のように見える。
(12:33 生瀬富士と立神山)
(12:39 前山から生瀬富士と立神山)
 前山からの展望は良くて、那須方面と思われる展望写真があるが、残念ながら遠方は霞んでいる。
(12:40 前山から那須方面)
 月居山の山頂には月居城跡の碑が立っている。
    佐竹一族の袋田氏が初めて築城し、応永年間(1394〜1428)に、ここに住んでいます。袋田氏は、佐竹惣領家と対立した山入庶子家の勢力下にありました。その後、袋田氏が美和村(現:常陸大宮市)の小田野氏の養子となって去ると廃墟となりました。
(13:30 月居城跡)
 月居山山頂は立木で展望が悪いが、前山方向を振り返って撮った写真をよく見ると、縦間に、峠に建つ観音堂の赤い建物が見えている。
(13:40 月居山から観音堂)
 滝川近くの遊歩道まで下ると「男体山・月居山登山口」の石の案内標識が立っている。袋田の滝を見て、月居れ山を通って男体山に登るコースは、奥久慈男体山の人気の登山コースになっているようだ。
(13:57月居山男体山登山口)
 この写真は何処から撮ったものか分からないが、月居山の前に貼ってあるので、前山と月居山の紅葉を写したものと思われる。今回の山行で唯一紅葉の綺麗な写真だ。
(前山と月居山)
 次は12日に旅行社のバスツアーで出かけた妙義山の模様を報告します。



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