Y123.山側バイパス道路から弁天三角点

1.動 機
 寒風の中で珍しく庭仕事をして風邪をひいてしまった。家の中でゴロゴロしていても風邪はなかなか完治しないので、外に出て綺麗な空気を吸って風邪を治す荒療治をすることにした。できれば明日の生瀬富士を歩くシモン探検隊に参加したい気持があるので、その体力チェックの意味もあった。
 コースは当然近場、9月に歩いた山側バイパス道路の先の部分がどうなっているのか気になっていたので、前回下りた金沢団地から先、塙山団地までを山側バイパス道路を歩いて現状調査をして、そこから破線の道を辿って風神高鈴縦走路に入って周回して歩く計画にした。

2.データ
a)山域:弁天三角点(296m)
b)登山日:2011/12/17(土)晴
c)コースタイム:
日立自宅 11:05 = 11:20 山側道路路側P 11:30 ---- 11:40 実用道路終点 ---- 11:50 工事車止 ---- 11:55 点検路入口 ---- 12:05 #63鉄塔 ---- 12:10 #64鉄塔 ---- 12:30 林道出合 ---- 12:40 風神−高鈴縦走路出合 ---- 12:55 弁天三角点 13:20 ---- 13:30 #69鉄塔 ---- 13:35 #68鉄塔 ---- 13:45 林道出合 ---- 13:50 破線路出口 ---- 14:05 山側道路下 ---- 14:10 山側道路路側P 14:15 = 14:30 日立自宅
(弁天三角点周回コース)
(弁天三角点周回コースの標高差)

d)同行者:和子
e)地形図:1/25000 「常陸太田」

3.山行記録
 放射冷却の寒さが和らぐ11時過ぎに我家を出発して山側バイパス道路に向かい、前回風神高鈴縦走路から下りて来た金沢団地の上あたりの路側が広くなっているところに車を停めた。山靴を履いたり身支度をしていると、ここからハイキングを始める人は珍しいのか、道路沿いをウオーキングする人が怪訝な目を向けながら通り過ぎていく。今日は土曜日なので歩く人が多い。若い人もいるが、やはり年配の人が圧倒的に多い。
山側道路の幅3mもありそうな立派な歩道を1kmも歩いて行くと、道路は急旋回して塙山団地に下ってゆく(先日車で試走済)。この先にも、ここまでと同じような道が真っ直ぐに伸びているが、ガードレールとゲートで閉鎖されていて「立入禁止」の立札も立っている。現在車で走れるのはここまでである。
(路側に駐車)
(山側道路の実用終点)

 ゲートのあるところの左法面に急な階段が登っていて、これを登っていけば最短で風神高鈴縦走路に上がれそうだが、今日の目的は山側バイパス道路の調査もあるので、未供用部分も調べてみたくなる。ゲートをかわして先に進んでみると、物凄い車の騒音が響いて来るようになり、陸橋の上まで行くと左下に常磐道が見えていた。日立トンネルと大久保第二トンネルの間の狭い空間が見えているのだった。
(高架)
(高架からの常磐道)

 陸橋部分から少し歩くと道は車道だけになり歩道は終りになった。その先が現在工事中のようで、プレハブの仮設事務所もが見えていた。先から男性がランニングで登って来たので、この道は何処まで伸びているのか聞いてみると「工事の人の話では、大久保中学校のところまでつながっていると話していましたよ」教えていただき、これで山側道路調査は終りにした。
 陸橋部分まで引き返すと、陸橋の南側取り付け部に地形図の破線の道と思われ山側に登る道が見つかった。
(山側道路の工事始点)
(陸橋基部に登山口)

 この道を少し登ると東電の鉄塔点検路のプラスチックの階段道になり、安心して10分も登っていくと右手に#63の鉄塔があった。
 鉄塔からは大部分樹木に遮られてはいるが、日立多賀地区の工場群や街並みを見渡すことが出来た。
(鉄塔点検路)
(#63鉄塔から日立市街展望)

 #63の鉄塔から、なだらかに5分も歩くと#64鉄塔があり、その先の分岐に谷間に下る向きに#65鉄塔への案内があった。地形図の破線図はその方向に下っているが、尾根上にも歩きやすそうな登山道が伸びていた。
 谷間を歩くよりも尾根筋を歩いた方が陽が当たって暖かいので、そのまま尾根道を歩いて行くことにした。
(点検路から分れる)
(ハイキング道続く)

 尾根道を気持よく歩いて行くと、少し展望が開けて来た。向かいの山の樹木が少々邪魔だが、高鈴山から、神峰山、羽黒山、鞍掛山の日立アルプスの山並みが広がっていた。
(高鈴山から鞍掛山展望)

 稜線の道を選んだのは大正解、塙山団地や金沢団地の人達が毎日のように歩いているのだろう、良く踏まれた道がどこまでも続いた。
 稜線を歩いて行くと林道に出た。林道でも車が走らないので気分良く歩ける。
(ハイキング道続く)
(一旦林道に)

 お日さまを受けながらこの林道をしばらく歩いて行くと、地形図の破線の道と思われる左手に入る分岐道があった。これに入って歩いて行くとすぐに風神高鈴縦走路に突き当り、「左風神山自然公園へ、右真弓神社へ」の道標があった。
ここからは何度も歩いた道、小さなアップダウンを繰り返しながら歩いて行き、295.7mの弁天三角点のところでお昼休みにした。
(風神−高鈴縦走路へ)
(弁天三角点)

 昼食を終わって歩き始め、前を歩いていた単独行の若い男性と話ながら歩いているうちに、曲がる予定の破線の道の分岐点を見過ごしてしまった。100mも過ぎてから気が付いたが、引き返すのも億劫で、9月の時に下った#69鉄塔のところまで行ってからニリンソウの群生地の道に曲がることにした。
 #69からニリンソウ群生地を過ぎて、#68鉄塔からの点検路の急坂下りはやはりきつかった。
 林道に降り立ったらもう山側道路まで林道を下るだけだが、さきほど見過ごした破線の道がどんな道なのかが気になってきて、その降り口を調べに林道を少し登って見た。この林道が破線の道であり、地形図通りにこのまま縦走路まで登っていくものだと思いこんでいたのだが、林道はあらぬ方向に伸びていき、破線の道は左の暗い杉林の中に籔っぽく見えていた。改めて実際に歩いて確認するほどの魅力はなさそうだ。
(68鉄塔から林道へ下った)
(破線路の出口)

 点検路降り口まで引き返してそのまま林道を歩いて行き、山側道路の陸橋の手前まで来ると、右の斜面上に山側道路のガードレールが見えていた。この斜面を攀じ登れば金沢団地に入らなくても直接駐車場所に戻れるなと読んで取り付き点を探すと、ちゃんとした道が道路まで上がっていた。
この道を登って行くと歩道に上がる場所もあり、歩道に上がったら目の前に我が愛車が見えていた。ラッキー!
(林道から山側道路へ急登)
(出たところに愛車あり)

 今日は気温は低かったが、風は弱くてお日様が当たってくれて暖かく、風邪をぶり返すことなく気持よく歩く事が出来た。




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