A45.風神山のヤマザクラとニリンソウ

1.動 機
 家から眺める風神山にはあちこちにヤマザクラが咲いているのが見え、真弓山手前のヤマザクラとニリンソウの群生地に行って見てみたくなった。元気が良ければ我が家から風神山に登ってから高鈴縦走路を群生地まで歩いて、鉄塔コースを金沢団地に下って我が家まで戻ってくれば一日の山行として丁度いい歩行距離になるが、今の体調では少々長すぎる。山側道路まで車で上がって、金沢団地から去年9月に歩いて楽ちんだったコースで縦走路へ登り、見晴らし台を経由してヤマザクラとニリンソウを楽しんでから、一昨年9月に歩いた鉄塔コースを下ることにした。これなら、予約していた車の定期点検が終わってから歩き始めても時間的にも充分ゆとりがある。

2.データ
a)山域:風神山(242m)
b)登山日:2013/4/10(水)曇
c)コースタイム:
自動車販売店12:30 = 12:40山側道路駐車場所(昼食)13:05 ---- 13:25縦走路出会 ---- 13:40見晴し台 ---- 13:55ヤマザクラ ---- ニリンソウ群生地14:20 ---- 14:30鉄塔 ---- 14:45林道 ---- 15:05山側道路 ---- 15:10駐車場所15:15 = 15:30自宅
(ヤマザクラ・ニリンソウ花見登山のMAP)
(ヤマザクラ・ニリンソウ花見登山のMAP)

d)同行者:和子
e)地形図:1/25000 「常陸太田」

3.山行記録
 車の点検が終わる頃を見計らって、スーパで弁当を買った和子が歩いて来て合流し、点検済みの車で山側道路に向かった。山側道路を走っていくと予定の登山口のすぐ近くに格好の駐車場所が見つかって有難く停めさせていただき、何人ものウオーキングの人を眺めながらスーパの弁当を食した。
 登山靴に履き替え、駐車場所脇から下っている階段道を谷間に下っていくと沢沿いに登山道が伸びていた。
(山側道路路側駐車)
(登山道へ下る)

 登山道は途中何ヶ所か分かれ道があったが、ひたすら沢沿いを歩いていくと、20分ほどで高鈴縦走路に出た。予想通り手入れ良くなだらかな歩きやすい道だった。
 10分ほど縦走路を歩いてから、右下に現れた林道に下りて見晴らし台へ向かった。この降り口も階段状に整地されていた。
(縦走路へ)
(縦走路出会)

 見晴らし台に着いたが、ガスが濃くてエレベータ実験棟と県庁の建物が見えるが、山並みは筑波山も日光連山も何も見えない。覚悟していたとは言え少々がっかり、新調されたベンチに座ってコーヒを飲みながら一休み。
 見晴らし台から引き返して鉄塔を通過するとすぐにヤマザクラの群生地になる。少し盛りは過ぎた感じだが、サクラの木が多いので見応えはある。
(見晴し台)
(ヤマザクラ群生)

 晴れていれば綺麗な写真になるのだろうが、曇り空をバックのサクラは見た目には風情があるが写真ではあまりパッとしない。
(ヤマザクラ)

 鉄塔まで引き返して、下山道に入るとすぐにニリンソウの群生地になる。丁度咲き始めたところで新鮮な白い花をちりばめたような群生地が100m以上も続く。
(ニリンソウ群生)

 ニリンソウを眺めながら緩やかに下ると一旦鞍部になり、東電の鉄塔点検路を#68鉄塔まで登ると、その先が長い急な下り坂になった。プラスチック板で補強された急階段を下ると、あちらこちらにピンクのショウジョウバカマの花が咲いていた。もう咲いているのかとびっくりしながらも大喜びで、重い腰を労わりながら何度もシャッタを押した。
 急階段を下りると林道に降り立ち、金沢給水組合の水道設備を過ぎ、10分も歩くと山側道路の車の音が聞こえ始めた。
(急坂下り)
(林道)

 山側道路に近付くと、右手の「山火事注意」の赤い横断幕の脇に斜面を登る道があり、きっと山側道路に上がれるだろうと見当をつけて入り込んだ。一昨年は橋脚を過ぎた先で金沢団地に上がったが、直接車道に上がれるなら随分近道になる。
 少し登ると道路の擁壁が見えてきたが、ずっと鉄柵が続いていて車道に上がれるかどうか分からない。歩道にはウオーキング中の二人連れのご婦人が不審顔でこっちを睨んでいる気配。ままよと登っていくと柵の端から山側道路に出ることが出来た。近道できてラッキー!
(山側道路へ行けるかな?)
(山側道路へ出た)

 歩道に出ると、すぐ先に道路工事事務所の広場があった。駐車したところからこの事務所が見えていて、ここに駐車させてもらえないだろうかと相談もしていたところだ。
 ウオーキングの人や疾走する車と行き来しながら歩いていくと、右手の山にもヤマザクラがあちこちに咲いていて綺麗だった。
(山側道路を駐車場所へ)
(ヤマザクラ)

 2時間ほどのリハビリウオーキングだったが、ヤマザクラやニリンソウ、ショウジョウバカマのほかにも、いろいろな野の花に出会えて楽しい山旅でした。
(ハナイカダ)
(ミミガタテンナンショウ)

(ウグイスカグラ)
(スミレ)

(ハルニラ)
(スノードロップ)




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