D41.ヘルスロード41(日高 花と海の道)

1.動 機
 私の体の不調でお彼岸の間にお墓参りをしないままに4月になり、時期は失してもお墓参りには出かけることにした。墓参りに出かけるついでに日立北部のヘルスロードを歩いてから帰りたいなと案内書を見ると、お墓近くの日高工場周りを歩くヘルスロード41があった。案内書にはR6も長く歩く5.6kmのコースが出ているが、車の多い国道を歩くのが嫌なのでR6を歩かないようにしたら1km短い4.6kmのコースになった。「花と海の道」をうたい文句にしたコースだが、桜がまだ開花していなかったので少し寂しかったが、荒波が打ち寄せる太平洋を望む海沿いの道はとても気持が良かった。

2.データ
a)山域:小木津駅〜小木津海岸
b)登山日:2016/04/01(金)晴
c)コースタイム:自宅12:30 = 13:10レストラン13:35 = 13:40田尻墓参り13:50 = 14:00駐車場14:10 ---- 14:15交差点@ ---- 14:30交差点A ---- 14:35交差点B ---- 14:40塩釜神社 ---- 14:45南静公園14:50 ---- 14:55静原コミセン ---- 15:00横穴 ---- 15:05交差点C ---- 15:10交差点D ---- 15:20熊野神社15:25 ---- 15:35交差点E ---- 15:40駐車場 = 16:10自宅
(ヘルスロード41の歩経路)
d)同行者:和子

3.山行記録
 昼過ぎに我家を出発して、和子の実家近くのレストランに入って昼食をとってから墓地に向かった。お墓にはまだ生き生きとしたお花が供えてあったので、遅くなった負い目が少し和らいだ。線香を供えて生前の義父、義母の笑顔を思い出しながらお墓参りした。
 墓参りが済んでから、ヘルスロード41の出発点になっている小木津駅まで走って、駅東に無料駐車場を探したが見当たらず、付近をうろうろ走っていると適当な空地があった。駐車許可を貰おうと横のお宅の呼び鈴を押したがお留守。その奥の道向かいに駐車場があり、3人のご婦人がおしゃべり中、「あそこの空地に2時間程車を停めておいてはいけませんかね」と尋ねると、「この駐車場に私の駐車場所があるからどうぞ」と有り難いお言葉を頂だき、すぐに車を移動させてきて駐車させて貰った。
(小木津駅:Netの画像)
(親切な人の駐車場)
 出発地点の小木津駅に拘らないで、先に弁天桜通りに出よう地図をたよりに歩き始めた。角を左に曲がるとすぐに工場の塀沿いの道に出た。
 工場の敷地はとても広くて塀が長く、まっ直ぐ300mぐらい歩いてやっと桜通りの交差点@に出る。向かいに大きな体育館が見えていて、その前の桜並木に花がちらほらと咲きはじめていた。道沿いに立っている看板を見ると「日立金属日高体育館」となっていた。以前はこの工場は「日立電線日高工場」で、昔からこの通りを通る度に呼び慣れていた日立電線の名前が消えてしまったのが寂しい。
(工場脇に出て)
(交差点@で弁天桜通り)
 交差点@を左折して工場の土手沿いの歩道を5分も歩くと工場の裏門前になり、その先に「弁天桜通り」の標柱があり、歩道面には「⇒南静公園」と記した緑色の標識があった。
(工場裏門前)
(弁天桜通りの標識)
 桜並木にはまだ花はなく、工場側の土手にタンポポやツツジの花を見ながら歩いて行くとR6との交差点Aにでる。
 交差点を渡って少し行くとまた工場の柵沿いの道になり、大きく左にカーブしていく。
(R6との交差点A)
(その先にも工場)
 カーブが終わった交差点Bのところの歩道面に「直角に右に曲って南静公園」と緑の標識があった。
 これに従って右に曲がって数分歩くと海岸通りの道に出合う。道向こうのすぐ右に石の鳥居が見えたので、鳥居の前に行くと「塩釜神社」の扁額が懸かっていて、脇には「塩竈神社」と難しい文字を彫り込んだ石碑が立っていた。鳥居を通って奥に歩き、五段の石段の上に祀られた小さな石祠にお参りする。 
(交差点B)
(塩釜神社の鳥居)
 塩釜神社を出ると海岸沿いに舗装道が延びていて、少し下り坂を歩くと右手に太平洋が見渡せるようになった。このあたりは小木津海岸といって風光明媚な所が続く。
 行く手に南静公園があると思われる赤い砂岩の断崖が見え、その右の荒波の向こうに茨城百景小貝浜の長い岬が見えていた。その気で見ると川尻灯台も見えるような気がした。
(海岸通り)
(南静公園の断崖と小貝ヶ浜)
 海岸通りを進むと擬木の柵で囲まれた南静公園と思われる広場があった。柵の切れたところから広場に入ると、周りは松の木で囲まれ、ところどころにベンチもあった。全周柵で囲まれているが、松の木の間から太平洋が見渡せた。
(南静公園沿い)
(南静公園)
 出口に「南静公園」の標識があり、その先に二階建てのこじんまりとした建物があり、一見民家かと思ったが、道路側に出ると入口に「静原コミュニテイセンタ」の看板があったので、中に入って綺麗で気持の良いトイレを使わせていただいた。
 その先にも草地の広場があって、先に入った公園とは柵で仕切られていたが、こちらも南静公園の繋がりだろう。
(静原コミュニテイセンタ)
(南静公園の続き?)
 広場の先を少し行くと、なだらかなブロックの護岸を下りて海岸まで出られそうなところがあった。下に下りてみると、向こうに小貝ヶ浜の岬が見えており、すぐ手前の砂岩の崖には深い穴が開いていた。自然の造形か人工のものか?
 ヘルスロードマップではここから先400m歩いて浜街道に出てから、R6に出てR6の歩道を延々と歩くようになっているが、我家はここから草地の広場まで引返して交差点Cからゆりの木通りを歩いて交差点DでR6を渡って国道沿いは歩かない。
(海辺に下りてみる)
(ゆりの木通り)
 交差点Dを渡って200mも歩くと、左手の旧電線工場の脇に「熊野神社」の標識が見えた。
(R6交差点D)
(熊野神社標識)
 日立の山手工場の熊野神社には花見などで何度もお参りしたことがあるが(A42.日立のさくら)(Z44.日立のサクラ)、電線工場の熊野神社にはお参りしたことがなかったので、この際入って見ることにした。
 参道の先に広葉樹の巨木が茂る広場があり、その先に木の鳥居が二つ続き、その奥に熊野神社があった。山手工場の熊野神社に比べると一回り規模が小さい。
(巨木)
(熊野神社二の鳥居)

 ゆりの木通りに戻って少し歩くいて日高工場の正門前までくると、奥には長い直線の構内道路が延びていて、その脇にどこから見ても目立っていた高い本館?が建っていた。
 正門からゆりの木通りをまっすぐ歩けばヘルスロードの出発点&終点の小木津駅に着くのだが、我家はすぐ先の交差点Eで左折して400m歩いて駐車場に戻ってお終い。
(日高工場正門)
(交差点E)
 花は意外に少なかったが、途中で撮った春の花などの写真を並べてみましょう。
 桜通りを歩いている時、日高工場の金網側のサクラの木に一羽の小鳥がとまっているのを和子が目敏く見付けた。腹が赤く尻尾が長いのでイソヒヨドリだという。私の目にははっきりとは見えなかったが、写真だけは撮っておいた。写真をクリックすると拡大写真が出ます。
 タンポポは桜通りの脇の草むらに咲いていたものを撮ったが、他の場所でも何カ所かで黄色い花が見られた。
(弁天桜通り・イソヒヨドリ)
(弁天桜通り・タンポポ)
 桜通り沿いの日高工場の土手に植えてあった大きなツツジの木に、薄紫の花が咲き始めていた。
 R6を過ぎた少し先にハナニラの花が綺麗に咲いていた。南静公園にも少し咲いているのが見られた。
(弁天桜通り・ツツジ)
(交差点B・ハナニラ)
 交差点Cからゆりの木通りに出たところにツルギキョウが一本だけ花開いているのが目に入った。
 熊野神社手前の広場に一本のしだれ桜が綺麗に咲いていた。
(ゆりの木通り・ツルギキョウ)
(熊野神社・サクラ)
 お墓参りを名目にしたヘルスロード歩きでした。


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