Z41.不動山リベンジと盛金富士山

1.動 機
 そろそろイワウチワの季節になり、可愛いあの花に出会いたくなった。今年は寒い日がいつまでも続いて一週間ぐらいは遅れると予想したが、一番早い盛金富士ならいくらかは咲いているだろうと様子を見に行くことにした。盛金富士まで行くなら、その途中で、10日前に登ったつもりが間違いだったと分った不動山のリベンジもついでにやってしまおう。

2.データ
a)山域:不動山(90.2m)、盛金富士(340.7m)
b)登山日:2012/4/2(月)晴
c)コースタイム:日立自宅 9:40 = 10:25 R293路側 10:35 ---- 10:50 不動山 11:05 ---- 11:30 R293路側 11:35 = 12:00 下小川駅(昼食) 12:35 ---- 13:30 盛金富士 13:45 ---- 14:35 下小川駅 14:40 = 16:00 日立自宅
d)同行者: 和子
e)地形図:「常陸大宮」「大中宿」

3.山行記録
1)不動山
 日立自宅 9:40 = 10:25 R293路側 10:35 ---- 林道 ---- 10:40 登り口 ---- 10:50 不動山 11:05 ---- 11:10 貯水池 11:15---- 11:30 R293路側 11:35
(不動山ルート)
(不動山ルートの標高差)

 R293を常陸大宮に向かい、富岡三叉路交差点の先の路側に駐車した。前回の経験で林道の国道への降り口に近いところに駐車したのだ。交差点すぐのところから林道に入り、水路の橋を渡って、不動山と偽不動山との鞍部あたりで左の斜面に取りついた。
(R293沿いから林道へ)
(林道から急斜面へ)

 はじめは道のないところを籔を漕ぎながら攀じ登ったが、尾根近くまで上がるとはっきりとした登山道が現れた。右に行けば偽不動に繋がっている道なのだろうか、反対方向に緩やかに登って行くと小さなピークに着き、右の不動山方向に向かう分岐があった。
 分岐に入って少し下って登り返すとすぐに三角点が見つかった。4等三角点の上には、立木に黄色い小さな山名板が取り付けてあった。今度は大丈夫、三角点と山名板を入れて証拠写真を撮った。
(途中から道あり)
(不動山山頂)

 下りは、登りの分岐まで引き返して、その先がどうなっているか歩いてみたい気もしたが、こんな小さな山に凝ってもしようがないと協議の結論。工業団地側にある貯水池の畔を歩いてみようと、東に向かって下って行った。こちら側にもいい道が続いて、平地に出る近くで籔になったが、小川を飛び越えて道に出ることができた。
(工業団地方向へ下る)
(小川を渡る)

 貯水池は金網で囲ってあり、その脇に道ができていた。貯水池の突き当たりは荒地になっていたが、ここまで林道が伸びてきていて、林道を歩いて行くと偽不動山への登り口のところに出て、そのまま歩いて駐車場所に戻ることができた。
 今回は下調べもして出かけて来たので、1時間足らずで無事終了することができた。
(貯水池脇を歩く)
(偽不動山への登り口を通過)

 
2)盛金富士
R293路側 11:35 = 12:00 下小川駅(昼食) 12:35 ---- 12:40 登山口 ---- 13:00 ベンチ ---- 13:05 イワウチワ群生地 13:15 ---- 13:25 アンテナ分岐 ---- 13:30 盛金富士 13:45 ---- 13:50 北斜面 14:10 ---- 14:15 ベンチ ---- 14:30 登山口 ---- 14:35 下小川駅 14:40 = 16:00 日立自宅
(盛金富士の歩行ルート)
(盛金富士歩行ルートの標高差)

 不動山からR293を常陸大宮方向に走り、大宮の街中でR118に入って北進、丁度12時に下小川駅の駐車場に入った。ゆっくりと昼食を食べてから、歩き始める前に、道路沿いにあるハイキングコースの大きな看板を眺めると、盛金富士からいつもの登山道の反対側に下る道があって、これが通行止めになっている。この反対側の道はアンテナのある道だと思い込んでいたので、昨年4月に登った時には何でもなかったのになぜだろうと不審に思った。
(下小川駅にあったハイキングコースマップ)

 オオイヌフグリの花など愛でながら登山口まで車道を歩き、ここから登山道になる。スミレの花が咲いていて慰めてくれるが、なかなかの急登が続いて、こんなにきつい山だったかなと一年ごとに衰える脚力を思い知らされる。
 途中、可愛い孫娘さんを連れた男性が下ってきて「上で通行止めされていて縦走できませんよ」と、看板の情報と同じことを教えてくれた。「イワウチワは咲いていましたか」と尋ねると「何か咲いていたよ」とイワウチワには余り興味がないご様子だった。イワウチワに興味なしでこの山に登る人も結構いらっしゃるようである。
 尾根に登り着いたところにあるテーブルとベンチが真新しく作りかえられていた。有難く使わせていただいて一息入れた。
(盛金富士登山口)
(ベンチの新しい)

 ベンチから少し登ったところで右下を覗いてみると、白い花がちらほらと見えた。まだ3分咲き程度で、花の絨毯とはいかないが、綺麗に咲いた花を選べば写真にはなる。
(白いイワウチワ)

 白やピンクの花を眺めながらシャッタを押しまくった。
(ピンクのイワウチワ)

 アンテナ分岐のところまで来たが、通行止めの表示はなかった。下まで下ったところで通行止めなのかな?と思いながら、奥久慈男体山の岩峰を眺めたりして山頂に登り着いた。山頂の向かいにロープが張ってあって、「この先土砂災害の溜め通行できません」の表示がしてあった。この道が下小川駅に下る正規ルートだったんだと始めて悟った。
 山頂裏には大きなダンコウバイの木があって、黄色い花をたくさんつけていた。お日様を受けた黄色い花も綺麗である。
(周回路は通行止め)
(ダンコウバイ)

 下りは、盛金富士の北斜面にあるイワウチワ群落を見てみようと、通行止めの右脇の道を下って行って急斜面をトラバースした。ずり落ちないように一歩一歩慎重に歩を進め、途中のイワウチワを鑑賞して行く。ここのイワウチワはまだ1分咲き程度でチラホラだった。
(北面の崖をトラバース)
(殆んどがまだ蕾だった)

 賑やかではなかったが、可愛く咲いているイワウチワの花を眺めることができて満足し、気分良く運転して帰路についた。
 





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