Z64.焼石岳縦走(MAC山行)


1.動 機
 焼石岳から夏油温泉へ下る縦走は、6年前の2006年の秋に実施されたが、その時は生憎と台風余波の悪天候に見舞われて銀明水避難小屋泊りで撤退した。それでも思わぬキノコの大収穫があって、みんなで作った美味しいキノコ汁に満足して帰った楽しい想い出だけが残っているが、今回はそのリベンジで花の時期を狙って計画された。花の時期と言えば、8年前の6月、我家単独で中沼から焼石岳まで往復登山をした事があり、その時の姥石平のハクサンイチゲ、上沼のコバイケイソウとリュウキンカの大群落が強烈な印象で残っている。今回は雨模様の中での山行だったが、真っ盛りの花々を愛でながら、いつもの仲間と賑やかに歩いて夏油温泉まで完走し、念願の夏油の気持のいいお湯に浸って満足して帰ってくることができた。

2.データ
a)山域:焼石岳(1548m)、東焼石岳(1507m)、経塚山(1373m)
b)登山日:2012/6/16(土)〜18(月)(前夜発)
c)日程:
6/15:日立電鉄南営業所 = 水戸IC =
6/16:= 水沢IC = 中沼登山口 ---- 焼石岳 ---- 東焼石岳 ---- 金明水避難小屋(泊)
6/17:金明水避難小屋 ---- 経塚山 ---- 夏油温泉(泊)
6/18:夏油温泉 = 中尊寺 = 毛越寺 = 平泉IC = 水戸IC = 日立電鉄南営業所
(焼石岳縦走ルート)

(焼石岳縦走ルートの標高差)

d)同行者:水戸アルパイン会員16名(男9、女7)、和子
e)地形図:1/25000 「石淵ダム」「焼石岳」「三界山」「夏油温泉」

3.山行記録
1日目(6/16):中沼から焼石岳、東焼石岳、金明水避難小屋まで
アクセス
(6/15)日立自宅 20:55 = 21:05 日立電鉄南営業所 21:15 = 21:25 東海 = 21:40 勝田駅 21:50 = 22:10 水戸駅 = 22:40 水戸IC = 22:50 那珂IC = 23:00 那珂スポーツ店 = 23:10 那珂IC = 23:40 中郷SA 23:50 =(6/16)1:10 安達太良SA 1:20 = 3:10 長者原SA 3:30 = 4:40 水沢IC = コンビニ = 5:15 水沢駅 5:30 =(タクシ乗換)= 6:30 中沼登山口

 夕食も入浴も済ませて21時前に我家を発車、東海、勝田、水戸、水戸ドライブインと回って最終乗車口の那珂町のスポーツ店についた。昨日まで焼石への中沼登山口への道路状況が不明で秋田側から登ることも覚悟していたのだが、中沼登山口が通行可能との情報が昨夜入り、中沼コースから登ることができると嬉しい知らせだった。ここで避難小屋での食材などを乗せて那珂ICから高速に乗ったのは23時を過ぎていた。
 私の担当で、3日目に夏油三山の一つ牛形山に登る計画を説明したが、参加希望者がいなくて没。ゆっくり夏油の名湯を楽しみたいということだ。その後食材の配布や行程の説明、集金が終わってすぐに就寝、適当にサービスエリアで休憩しなが走って朝5時前に水沢ICで高速を降りた。途中、時々雨音が聞こえているのが気になっていた。コンビニで今日の昼食や行動食を買い込んで水沢駅前に入って、待っていた2台のジャンボタクシに乗り換えた。
 タクシは始めはバスでも平気で走れる広い道を入って行ったが、建設中の胆沢ダムの巨大な重力式堰堤を見ながらR397を西走し、焼石トンネルを通過して尿前橋を渡って右に分かれる尿前沢沿いの林道に入ると様子は一変する。沢向かいの柱状節理が見られる山肌には何か所にも崩落の跡があり、タクシの走る未舗装の狭い林道は大雨が来れば何時でも通行止めになりそうだ。対向車が来ないので順調に走って6時半に到着した中沼登山口の駐車場は、日曜日でもあってか満車に近かった。日帰りの登山者も多いのだろう。
(中沼林道)
(中沼登山口)


山行
中沼登山口 6:40 ---- 7:15 衣服調整 7:20 ---- 7:35 中沼 ---- 8:00 上沼 ---- 8:35 ツブ沼分岐 8:40 ---- 9:05 銀明水 9:25 ---- 10:45 姥ヶ平 ---- 11:20 焼石岳 11:25 ---- 11:45 姥ヶ平 11:55 ---- 12:20 東焼石岳 ---- 12:45 六沢山 ---- 13:20 1380mピーク(昼食) ---- 13:35 1300mピーク 13:45 ---- 14:25 金明水避難小屋 (泊)

 雨は止んでいたが、道沿いの草木には雨粒がたっぷりと付いているし、何時降り始めるか分らないような空模様、雨具を付けて歩き始めた。登山道は泥んこ状態になっていて、ズボンの裾はすぐに泥だらけになり、スパッツを持たなかったのが悔やまれる。
 登山道は丸太の階段道になったり、木道の引かれた沢道になったり緩急の登りが続く。段々と雨具の中は汗で湿ってきて、雨具の上着は脱いで歩いた。このあたりのミズバショウはもう花の時期は過ぎてお化けの葉だけになっており、見られるのはユキザサやズダヤクシュなど地味な野の花ばかりだった。目の上には時々オオカメノキの白い花が目を楽しませてはくれたが。
(どろんこ道とおばけミズバショウ)
(急登)

 雪の残る最後の急坂を登り切ると中沼の湖畔に出る。8年前には綺麗に見えた焼石連峰の山並みは靄に隠れて何も見えない。それでも中沼を過ぎると、シラネアオイやリュウキンカ、ムラサキヤシオやミネザクラなど色とりどりの花が咲いていて目を楽しませてくれた。
(中沼)
(リュウキンカ・ミツガシワ・ミズバショウ)

 上沼に着くと、ミツガシワやリュウキンカの花は見られたが、期待したコバイケイソウの大群落は今年は不作の年なのだろうか、全く姿が見えない。少なからずがっかりして沢のように水が流れるごろ石の登山道を登って行くと、今度はミズバショウが新鮮な真っ白な花を咲かせて出迎えてくれた。皆さんも盛んにシャッタを押すので渋滞気味になる。
(上沼)
(ミズバショウ)

 ツブ沼分岐のところに来ると、数メートルもある残雪の山が登山道の先に立ちはだかっていた。リーダはそのうず高い雪渓を右に高巻いて元の登山道に導いていった。また木道の道を歩いたり、雪渓を登ったり、谷合を登って行くと、また一段と広いミズバショウの咲く湿原に出た。ミズバショウの花は8年前よりも多く、久しく見ていないが尾瀬ヶ原に匹敵するのではないだろうか。
 雪渓を登って行くと広場に出て、銀明水の標柱が立っていた。こんこんとわき出る泉には柄杓が置いてあり、冷たくて美味しい水を飲みながら一休み。
(残雪)
(銀明水)

 ここからしばらく雪渓歩きが続いたが、やがて灌木の中の木道の道になり、周りにショウジョウバカマやイワカガミ、チングルマ、シラネアオイなどの花で賑やかになってきた。そして、一面ハクサンイチゲが咲き乱れる姥石平に出た。お天気が良くないのもあるが、8年前よりもハクサンイチゲの領域が笹籔に侵されて狭くなったように見えた。
(残雪)
(ハクサンイチゲ;クリックで8年前に変身)

 焼石岳の山頂近くまで登ると、左肩にまだ多くの雪渓を残した三界山の姿が見え、ミヤマダイコンソウの黄色い花とのコントラストが目を惹いた。その手前にあったイワウメの花も可愛かった。
 ここからガラガラの道を登った標高1548mの焼石岳の山頂には一等三角点があった。またガスが出てきて小雨模様になってきたので、集合写真を撮って雨具を着けてすぐに往路を下った。
(ミヤマダイコウウソウと三界山)
(焼石岳山頂)

 前後しながら歩いていた土地の登山者から「焼石岳を下ったところから横岳分岐を少し進んだところのお花畑も綺麗だよ」と教えられたが、リーダに伝えることができず、そのまま姥石平に戻って、ここから東焼石岳への登りに向かった。この登り坂にはハクサンイチゲの大群落の他に、ミヤマシオガマやシラネアオイ、ヒナザクラ、ミヤマキンバイなどが色を添えていた。
(姥石平から東焼石へ)
(東焼石岳山頂)
(ミヤマシオガマ)
(シラネアオイ)

 東焼石岳から一旦下って六沢山へ登り返し、小さなアップダウンを繰り返しながら金明水まで下って行った。花数は少なくはなったが、ヒナウスユキソウ、ツマトリソウ、マイズルソウ、ミツバオウレン、ヤマアジサイ、サンカヨウ、キヌガサソウなどの花が見られた。最後に一面にミズバショウが咲く湿原を見て沢を渡ると三階建ての金明水避難小屋に到着した。
 小屋の中は綺麗に清掃されていて、ボランテアらしい御夫婦の先客が濡れた靴を乾かすための古新聞を出してくれた。入口の物干し場に雨具をつるして靴の処理をして、水戸アルパインクラブは上の階を独占、ゆっくりと寝場所を確保した。
 リーダがお湯を沸かしてくれて、銘々スープやアルファー米で夕食の準備をし、車座になって山談議などに花を咲かせていると、ボランテアさん(?)から揚げ立てのユキザサなどの山菜の天麩羅の差し入れがあり、さらに缶ビールの差し入れまで頂戴した。東北の人の温かいもてなしの心に頭が下がり、有難く美味しく頂戴した。
 気持よく寝に着いたが、その後、賑やかなグループの到着があり、夜8時頃まで楽しそうな酒盛りの話声が響き渡っていた。
(金明水避難小屋)
(酒盛り)

2日目(6/17):金明水から経塚山、夏油温泉へ
山行
金明水避難小屋 6:40 ---- 8:00 賽ノ河原 8:05 ---- 8:45 経塚山 9:00 ---- 10:15 お坪の庭 10:25 ---- 10:35 水場 10:40 ---- 11:20 鞍部 11:25 ---- 12:10 クサリ場 12:15 ---- 12:20 赤い歩道橋 ---- 12:25 林道出合 12:40---- 13:25 牛形分岐 ---- 13:35 夏油温泉(泊)

 5時起床、朝食を済ませて小屋前で記念撮影、ボランテアの奥さんにシャッタを押して頂き、見送られながら6時半に歩き始めた。お世話になりました。
 始めは雪の残った谷間の道を煩い笹や小枝を払うように歩いて行く。カタクリを見つけてシャッタを押していたら皆さんの姿が見えなくなった。慌てて残雪を踏みながら歩いて行ったら行止り、すぐ手前に踏跡のある分岐が見つかって危うくセーフ。
(見送られて)
(残雪の沢道)

 やがて小さなピークに上がると、行く手に経塚山が見えてくる。随分と高く遠く見える。それでも、ミナザクラやハクサンフウロの花に励まされながら、皆さんの後を追いかける。
(ミネザクラ)
(ハクサンフウロ)

 金明水から1時間20分、いくつかのピークを越えた経塚山手前の鞍部に裸地の広場があって一休み、周りにはシラネアオイやフウロ、ノウゴウイチゴなど色々な花が咲いていて格好の休憩地。賽ノ河原というらしい。
 ここから急登が始まったが、花数が多くなりイワベンケイ、スズラン、カモメラン、コマノツメなど新顔が加わった。カモメランは絶滅危惧種に指定されているらしいが、このコースは人の通りが少ないので可憐に咲いているのだろうか。賽ノ河原から40分頑張って夏油三山の一つ経塚山の山頂に到着、集合写真を撮って一休み。
(経塚山へ急登)
(経塚山山頂)

 行く手方向に三山の一つ駒ヶ岳の尖った山容も見えていた。左手の牛形山はガスッていて見えないが、夏油温泉はその間の谷間にあるのだろう。
(経塚山山頂から)

 経塚山からは一旦東の尾根を下って行ってから経塚山の北へ回り込むように緩やかに下って行く。その先に急傾斜の雪渓が残っており、その端を一歩一歩慎重に下って行った。最後のところで尻セードを試みたら、雪面が凍っていて制動が利かず泥んこ道に滑りこんでしまった。雨具の尻がまっ黒け。
(経塚山を回る下山路)
(急傾斜の雪渓下り)

 ここから長い泥んこ道を歩く。私は先ほどの尻セード失敗で泥んこになっていたので気にしてもしようがないが、皆さん、右に左にかわしながら苦労しながら歩いていた。
(泥んこ道)
(カモメラン)

 ブナの森に入って、雪渓のあるお坪の庭で一休み、10分下ったところに水場の立札があり、冷たい水を飲んで、ペットボトルの水も交換した。上にタムシバ、足下にギンリョウソウを見ながら歩いて行くと、急斜面をジグザグに下る道になった。
(ブナ林)
(急坂下り)

 ジグザグ道に先に岩場が待ちうけており、岩は濡れているし、靴底はドロの潤滑剤付き、ロープに助けられながら慎重に下った。
 岩場を下って回り込んだところに赤い橋があった。ここまでの泥んこ道を思うと場違いに明るい感じ、右や左の清流を見下ろしながら渡った。
(ロープ場も)
(歩道橋)

 橋を渡るともう登りはないと思っていたら、5分程の急登が待っており、これを頑張るとやっと林道に飛び出した。道標には夏油温泉まで60分となっていた。いつもなら林道歩きは嫌われ者だが、今日は泥んこ道や急坂下りの連続の後だったので、林道に出て心底ホッとした。
 一休みして林道を歩いて行くと、すぐ先で林道が崩落、一旦沢に下って登り返さなければならなかった。
(林道歩き始まり)
(林道崩落)

 蕗の茂る林道を30分歩くと、右下遥かに夏油温泉の建物が見えていた。まだまだ遠い。
(倒木)
(夏油温泉が見えて来た)

 林道歩きは牛形山分岐のところまで続き、ここから夏油温泉まで、またジグザグの急坂下りになった。途中、林道に飛び出し、右手に休憩所があり「天狗の岩」の看板が立っていた。林道を横切って一下りすると温泉の建物が見え始め、薬師神社の赤い鳥居を潜ってやっと温泉宿に到着した。
 建物はいくつも並んでおり、一番先が本館だった。本館入口で一人づつ宿の人にホースで水をかけられながら、ブラシで靴や雨具のドロを落とした。それから駐車場に停まっていた日立電鉄のバスに乗って、預けていた着替えなどの荷物を持って温泉の館内に入った。
 温泉は古いが清潔、宿の人も丁寧な対応で、気持ちいい。別棟の部屋に入ってやっと今日の行動が終わった。
 間もなく雨がひどくなったので露天風呂を諦めて、内湯の「小天狗の湯」に入って汗を流した。ビールで乾杯して山菜中心のお膳を美味しく頂いてから、もう一度内湯の「白猿の湯」に入って気持よくなってから就寝。
(夏油温泉到着)
(宴会)

3日目(6/18):
朝の散歩
夏油温泉宿 5:15 ---- 5:25 天狗岩 5:30 ---- 6:20 林道終点 ---- 7:05 夏油温泉宿

 昨夜ザックの中身を調べていて、あるべきものが一つ見当たらなかった。昨日の山行中、途中どこかの休憩場所でザックに仕舞い忘れるドジをしたようだ。最後の休憩場所の林道出合いのところまでなら2時間もあれば行ってこられるので、そこまで朝の散歩を兼ねて出かけてみることにした。
 朝5時、皆さんは夏油温泉の露天風呂巡りに出かけるのを少し羨ましく見送りながら一人山靴で歩き始めた。今日は晴れ間もあって気持がいい。途中、国の天然記念物指定の石灰華ドーム「天狗の岩」に立ち寄ってみる。高さ7.6m、下底部の直径25mに達しわが国の噴泉塔中最大のドームとのこと。昔噴出物が出ている頃は綺麗な硫黄色だったのだろうが、今は黒っぽく変色していて、普通の巨岩を見るのとあまり変わり映えがしない。
 昨日歩いたばかりなので、一人でも何とか道に迷わないで林道出合いまで歩いたが、休んだ辺りを隈なく探しまわったが、探し物は見つからず、7時からの朝食に間に合うように急いで引き返した。
 朝食はバイキング形式だが和室の座卓に座っての食事だ。お代わりを取りに立ちあがるのに、一々ヨイショッと少々しんどい。
(天狗ノ岩)
(座卓での)

 11時からの出発時間を8時半からに前倒しにするとのアナウンス、牛形山登山が不催行になった代わりに、帰途平泉観光を入れようとの話になっていた。2時間のお散歩で少し汗ばんでいたし、夏油温泉まで来て露天風呂を味合わないで帰るのは残念なので、一番近くで川向かいに隣り合っている真湯と目の湯に短時間だったが浸かって来た。それぞれの湯に気持よさそうに浸かっていた男性に証拠写真のシャッタを押してもらった。
(河原の露天風呂)
(いい湯だな)

帰路 
夏油温泉 8:30 = 9:15 北上IC = 9:35 平泉IC = 9:40 中尊寺 10:50 = 11:00 毛越寺 11:40 = 水沢IC= 12:25 長者原SA 13:05 = 14:55 安達太良SA 15:05 = 16:25 中郷SA 16:35 = 17:05 那珂IC = 17:20 那珂スポーツ店 = 17:50 水戸ドライブイン = 18:25 水戸駅 = 18:40 勝田駅 = 19:05 東海= 19:15 日立電鉄南営業所 19:20 = 20:00 日立自宅

 夏油温泉を8時半に出発、しばらくは狭い道を走って広い道に出ると夏油温泉行きの定期バスがやってきた。狭い道でバス同士がぶっつかると大変だ。8時半発はこれも考えての時間設定だったようだ。
 水上ICで高速に乗り、平泉ICで下りて、先ずは世界遺産になったばかりの中尊寺に立ち寄った。初めに宝物館の讃衡蔵を見学したが、重要文化財の三体の仏像や多くの文化財を収蔵展示してあった。以前中尊寺にお参りした時にはこんな宝物殿はなかったような気がする。次にコンクリートの覆堂に覆われた一番の見ものの金色堂、その奥にある古い木製の覆堂を団体旅行のガイドさんの説明を聞きながら勉強させて貰った。金色堂の金ぴかは木製の覆堂の中にあった方が見栄えがするように思われた。
 大日堂、不動堂、本堂、薬師堂、地蔵堂と眺めながら月見坂を下ってバスの待つ駐車場までゆっくりと下った。
(コンクリート製のの現覆堂)
(木造の旧覆堂)

 もう少し時間があるので、近くの毛越寺にも立ち寄った。宝物殿、本堂から大泉ヶ池に出て、芭蕉句碑や開山堂、常行堂を見ながら素晴らしい日本庭園の雰囲気がある池の周りをゆっくりと一周した。
(大泉ヶ池と本堂)
(常行堂)

 観光を終えて、水沢ICから高速に乗り、長者原SAで昼食休憩になったが、ここで食べた盛岡冷麺がなんとも言えず美味しかった。
 焼石の数多くの綺麗な花に出会え、念願の夏油温泉までの縦走も果たして満足した一行を乗せたバスは、快調に走って水戸に予定よりも1時間早く到着、みんな機嫌よくお別れのあいさつを交わした。



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