F22.県植物園ちぎり絵展と歴史民族資料館ひな祭り

1.動 機
 十日前、東海テラパーク つるし雛展と那珂のひなまつりを見に行った時に、那珂市歴史民族民族資料館を見落とした。町内のKoさんが出品している和紙ちぎり絵展の初日を見に出かけ、すぐ近くの歴史民族資料館の雛祭りも見てきた。

2.データ
a)山域:那珂市戸崎町、日立市久慈町
b)登山日:2018/2/17(土)
c)コースタイム:森山10:10 = 11:10県植物公園12:55 = 13:05那珂総合公園(民俗資料館)14:05 = 15:00赤羽緑地15:25 = 15:40スーパ15:45 = 17:10森山
d)同行者:和子

3.山行記録
3.1 県植物園
 県植物園に入ると、沈床園の脇の紅白の梅が七分咲きになっていて綺麗だった。
(紅梅)
(白梅)
 展示室入口には「和紙ちぎり絵展」と大きな文字表示があり、そばの案内板には開催日が今日17日から25日まで一週間となっていた
(展示室入口)
(ちぎり絵展案内)
 展示室内に入ると、案内板にある通り50点ほどの作品が展示されていた。今年は撮影禁止になっているが、知り合いのKoさんの作品だけ撮らせてもらうようお願いするとOKして貰えた。
(展示室)
 Koさんの作品は3点あり、先入観があるのかもしれないが、去年よりも細かいところまで神経が行き届いているように見えた。
(Koさん作品@)
(Koさん作品@)
(Koさん作品@)
 ザゼンソウが咲き始めて見頃だとの情報だったので、杖を突きながら急坂を下って、県民の森側に猪除けの電線が張られた水生植物園の歩道に歩いていく。
 ザゼンソウ園まで歩いて咲いている株を探し、木道の下に咲いていたりやそっぽを向いていたり、撮影に苦労する。
(水生植物園)
(苦労して撮影)
 写っているザゼンソウを見直してみると、
(一輪)
(二輪)
(三輪)
(四輪)
 水生植物園の端の池には水鳥が泳いでいたが、遠くて素人には何んと言う鳥か分からない。
 階段を登っていく途中からは、県民の森に渡る「森のかけ橋」が格好良く見えた。
(水鳥の池)
(森のかけ橋)
 岩石園の脇には赤や黄色のマンサクが咲いていて綺麗だった。
(赤いマンサク)
(黄色いマンサク)
 熱帯植物園はパスして、芝生広場を横断して直接ゲートに向かった。
 沈床園の噴水が水を吹き上げていて、これを眺めながらの昼食時間になった。
(芝生広場)
(沈床園噴水)
 昼食を終えて沈床園を上がると、ゲート脇のソシンロウバイの黄色い花が満開だった。 
(ソシンロウバイ)

3.2 那珂市民族資料館
 民族資料館のある那珂総合公園は県植物園の駐車場を出てすぐのところにあり、駐車場の端に車を停めてスポーツセンタの正面に回ると民族資料館が見えてきた。ここには2年前にヘルスロード214を歩いた時に来たことがある。
(那珂総合公園)
(那珂市民族資料館)
 玄関を入ると目の前に二つの七段飾りのお迎えがあり、その左に白鳥の置物の前にある受付簿に記帳した。ガラス箱には、ここハクチョウは一ノ関ため池のハクチョウが電線に触れて死んだものを剥製にしたものとの説明があった。
(白鳥の剥製の前で受付)
(ハクチョウの剥製と受付簿)
 その右がつるし雛や段飾りの展示室になっていて、館長さんが入口で丁寧に挨拶してもらえた。
 展示室に入ると片隅に古い民具が押しこめられていた。どれを見ても私の故郷の生家で使っていたものと同じようで、和子も盥や洗濯板を使っていたといい、しばし懐かしく眺めていた。
(つるし雛展示室入口の館長さん)
(古民具)
 中に入ると「雛人形展〜つるしびなとの共演~開催に当たって」という案内板があり、手の込んだ可愛いつるし雛がいっぱい飾ってあった。市内の愛好会の皆さんの手作りもの。
(雛飾り歴史展とつるし雛)
 部屋の周りには江戸時代から明治時代、大正時代、昭和時代の雛段飾りが数点づつ展示されていた。所蔵品の他、市民の方からの出展もあるらしい。
(江戸時代の雛飾り)
(明治時代のお雛様)
(大正時代のお雛様)
(昭和時代の雛飾り)
 雛段飾りに並んで「創作人形教室 藤の会 女性服飾史」の看板があり、遥か昔の弥生時代から、飛鳥、奈良、平安、鎌倉、安土桃山、江戸、明治、大正、昭和時代の代表的な服装をした女性の人形がずらりと並んでいた。
(弥生、飛鳥、奈良時代の女性服飾)
(平安、鎌倉時代の女性服飾)
(安土桃山時代の女性服飾)
(江戸時代の女性服飾)
(明治時代の女性服飾)
(大正時代の女性服飾)
(昭和時代の女性服飾)
 雛飾りの部屋から出ると、吹き抜けの広く円い部屋の出て、真ん中に上ノ町の大きな山車が置いてあった。
(大助祭の山車)
 周りの壁際に「水運」「街道」「祭りと信仰」の常設説明パネルが掛けられており、その前に雛段飾りが飾られていた。
(山車周りの段飾り雛)
 祭りと信仰のパネルの前の雛段飾りには「引き取ってくださる方を探しています」の札が立ててあった。
(山車周りの段飾り雛:お譲りします)
 那珂市内には遺跡や古墳が多く、出土した太古からの土器・石器・石製品が展示されていた。
 映像室には額田伊達古墳から出土した、凝灰岩をくりぬいてつくられた舟形石棺が展示されており、その上のスクリーンに那珂市の古代について映像で説明されていたので、座席に座ってゆっくりと勉強させて貰った。
(市内より出土した土器類)
(舟形石棺とスクリーン)
 民族資料館を出ると、目の前に広い多目的広場があり、多くの人が何か競技に興じていた。
 スポーツセンタの裏側に回ると、水蓮が茂る広い池があって中央に噴水が吹き上がっていていい景色になっていた。一度池辺まで下りてから登り返し、スポーツセンタの駐車場に戻った。この辺りもヘルスロード214で歩いたところだった。
(多目的広場)
(噴水のある広い水蓮池)

3.3 赤羽緑地
 県植物園でザゼンソウを見たので、帰り道にある赤羽緑地でもザゼンソウを見た記憶があって立寄ってみた。
 駐車場に車を停めて緑地に下り、二つの観察池の間を歩いて、ザゼンソウがあったと思っていた水芭蕉植生地に向かったが、植生地にはロープが張られ立入禁止の立札が立っていた。
(駐車場から緑地へ)
(水芭蕉植生地は立入禁止)
 ザゼンソウが見られないのは残念だったが、引返す途中、ヒメリュウキンカの黄色く輝く花や、ここでは珍しいシラサギ※を見ることができて満足して我が家に帰ることができた。
(ヒメリュウキンカ)
(※シラサギ)
 ※当初はハクチョウと書いたが、3/1にシラサギに修正した。


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