Y824.不帰のキレットと白馬三山縦走4日目
(白馬大池から蓮華温泉まで)

1.概 要
今日は山行の最終日で白馬大池から蓮華温泉まで下るだけ、蓮華温泉で名物の露天温泉に入るのが楽しみだった。

2.データ
a)山域:天狗の庭(2050m)
b)登山日:2011/8/10(水)
c)コースタイム:
白馬大池山荘 6:00 ---- 7:05 天狗の庭 7:15 ---- 8:20 蓮華の森 ---- 8:45 蓮華温泉 10:45 ---- 10:50 駐車場
(不帰のキレット縦走コース)

(不帰のキレット縦走コースの標高差)


3.山行記録
大池山荘の美味しい朝食を頂いて、大池のほとりに出かけて注連縄を渡した岩に、今回の山行を無事に終わらせてもらったお礼のお参りをした。
山荘前で準備運動をして、お花畑の中の道を蓮華温泉に向かって出発した。蓮華温泉の露天風呂を楽しんでゆっくりと汗を流すために予定よりも早めの出発だった。朝日に映える花々は昨日見たよりも一層華やかで綺麗だった。
(大池の岩に注連縄)
(お花畑の中を下る)

蓮華温泉への道は大きな石がゴロゴロ転がる道で、石が濡れていて滑りそうで歩きにくいことこの上ない。
20分もごろ石の道を下ると、少しなだらかな道になり、ごろ石も少なくなって歩きやすくなった。道傍にイチヤクソウやオオバミゾホウズキが咲いていたり、ねじ曲がった古木があったり、面白い道になった。
(ごろ石の道)
(古木もある登山道)

また一段と急になった坂道を下ると、天狗の庭があった。天狗の庭は雪倉岳が目の前に見える所で、展望を楽しみながら一休みした。
ここの天狗の庭の看板は古びていて、展望も樹木が少し邪魔していたが、少し下って回り込む所には真新しい天狗の庭の看板が立っていて、展望もこっちの方が邪魔するものがなくて良かった。
(急坂)
(天狗の庭)

(天狗の庭からの展望:小蓮華山、鉢ヶ岳、雪倉岳、朝日岳)

天狗の庭から1時間ばかり下ると、道がじめじめとしてきて、花もヤマアジサイやソバナ、オタカラコウなどと様変わりしてきた。「蓮華の森」の立札が立っていて、いろいろな古木があったりキノコが生えていたり、面白い森のようだった。
その先で向かいの山肌に湯けむりが立ちあがっているのが見えた。この道を歩いたことがある小沢さんによれば、これが蓮華温泉の露天風呂だとのことだった。
(蓮華の森)
(蓮華温泉の露天風呂遠望)

橋で渡った沢は流れる水に手を入れてみると暖かく、露天風呂の下流のようだった。すぐ先に分岐があり「黄金の湯」の立札が立っていた。
蓮華温泉まで下ると、看板に「野天風呂のみ500円、内湯のみ800円、内湯と野天風呂800円」とあり、会から800円の入湯料が全員分払い込まれた。
野天風呂は囲いがないので女性には不向き、男性だけ野天風呂に向かった。山道を10分以上登るので山靴を履いて登って行った。
(蓮華温泉)
(登山靴で露天風呂へ)

最初にあったのが「三国一の湯」という立派な名前の温泉だったが、一人入るのがやっとの小さな温泉で湯温も低くいのでパス。
更に山道を5分登ったところに「仙気の湯」があった。こっちは数人入れる広さがあり、湯温も熱くて気持が良い。裸になって飛び込んだ。気持よかった。
(小さな三国一の湯)
(仙気の湯)

「仙気の湯」から更に100m登ったところに「薬師の湯」があった。女性の目がないのでパンツだけつけて山靴を履いて登っていった。高度が高くなった分、目の前の展望も一段と良くなった。展望を楽しみながら入る野天風呂の気分は最高。女性会員には申し訳なかったけど---。
(薬師の湯で展望を楽しむ)

野天風呂には石鹸がないので、蓮華温泉に下って内湯に入ってシャンプーを使って全身を綺麗に洗ってすっきりとした気分になった。その後のビールの美味かったこと。

7月19日(日)
6)帰途:
蓮華温泉駐車場 10:55 =(チャータバス)= 11:50 平岩駅 12:00 = 12:50 糸魚川割烹(昼食) 13:40 = 14:05 道の駅能生 14:35 = 14:40 能生IC = 16:15 東部湯の丸SA 16:35 = 18:25 壬生PA 19:10 = 19:40 笠間PA 19:50 = 20:05 水戸IC 20:15 = 20:40 水戸駅 = 20:55 勝田駅 = 21:15 東海駅 = 21:25 日立電鉄南営業所 = 21:35 日立自宅

蓮華温泉への道は急斜面に作られた狭い道なので、茨城から来た日立電鉄の大型バスでは通行不能、土地のバスをチャータしてあった。バスの運転手は慣れたもので、狭いくねくね道も平気で下って行く。何回か対向車に出くわしたが、対向車も慣れたもの、交差可能な所までくねくね道をすいすいとバックして行く。
1時間ほどで麓の大糸線平岩駅に到着し、待機していた日立電鉄のバスに乗り換えた。乗り換えてから糸魚川の料理屋で日本海の海鮮どんぶりを味わい、道の駅でお土産を買い込んでから帰途に着いた。能生ICから高速に乗り、途中、壬生PAで夕食を食べて水戸ICに20時過ぎに到着した。高速料金の震災無料化で水戸ICのゲートが渋滞して通過に10分以上かかった。
(町までチャータバス)
(平岩駅待機の日立電鉄バス)






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