U91 読売新道

1日目;8月28、29日 出発ー針ノ木小屋 


8/28(火):日立電鉄南営業所20:05 = 21:30水戸IC =
8/29(水):= 0:30談合坂SA0:40 = 4:00梓川SA4:40 = 豊科IC = 5:35扇沢5:55 ---- 6:55大沢7:10---- 8:15(針ノ木雪渓)8:25 ---- 10:20針ノ木小屋(昼食)11:20 ---- 12:25針ノ木岳13:00 ---- 13:50針ノ木小屋(泊)
天候:曇時々晴れ、後雨

和子は2日後の出発なので、入浴夕食を済ませて日立電鉄南営業所まで車で送ってもらう。待っていたバスに乗って20時過ぎに出発した。いつものように東海、勝田、水戸で仲間が乗ってきて水戸ICで常磐道に乗った。29人乗りの中型バスだが、仲間は8名、ゆっくりと席が取れたので朝までぐっすり眠ることが出来た。バスは中央道、長野道を走って梓川SAで時間調整、みんな起きだしてここから扇沢の間で朝食を食べ、身支度を整えた。
扇沢に5時半に到着、各自準備運動をして6時前に「山を想えば人恋し、人を想えば山恋し」の歌碑の前から歩き始めた。何度か車道を串刺しにしながら見事なテンニンソウの群落を愛でながら登山口に着き、登山道を登って汗を搾られたので大沢小屋手前の沢で休憩した。小屋で雪渓の様子を聞いてから歩き始め、一登りして沢に下りると、そこはシシウドやサラシナショウマの咲き乱れる草原だった。雪渓はまだ遠い。暫く草原を歩いて沢を渡渉してから少し雪渓を歩いたが、また夏道に追い出された。

(扇沢駐車場から歩き始め)


(オオシシウドの草原を歩く)

2回目の雪渓歩きは少し長かった。冷えた風が快かったが、再び夏道に追い出される。今度は急登があったり険しかったが、トリカブトやウサギギク、クルマユリ、シオガマなど色とりどりの花が目を楽しませてくれた。後には岩小屋岳から爺ケ岳の稜線が広がり、その上に鹿島槍も時々顔を出す。

(少しだけ針ノ木雪渓を歩いた)


(雪渓脇の夏道を登る)


(お花畑)


(針ノ木峠直下のジグザグ)

峠に着いたら、目の前に明日から歩く赤牛岳までの長い長いコースの一つ一つの峰が見えていた。蓮華岳からの下りは急勾配、次の北葛岳も七倉岳も鋭角に立ち上がっており、船窪岳は深く沈んでいるが、続く船窪第2ピーク(松澤岳)、不動岳南沢岳は尖っている。その向こうはるかに烏帽子岳、野口五郎岳、水晶岳、赤牛岳と全部見えた。本当に歩けるのだろうか、説明を聞いて気が遠くなった。小屋にザックを置いて目の前の展望を確認しながら昼食を食べた。槍ケ岳が姿を見せてくれなかったのが少し残念。

(針ノ木小屋前から今回のロングコースが見渡せた)

昼食を取ってから、みんなまだ余力があったので針ノ木岳まで空身でピストンした。イワギキョウ、オンタデ、ホツツジ、アザミ、ヤマハハコなど咲く道を登って山頂に登ったが、残念!ガスで何も見えない。それでも暫く頑張っていると、時々ガスが切れて、眼下に黒部湖、目の前に剱の岩峰が見え隠れする。チャンスを狙ってみんなでシャッタを押した。
下山途中には、目の前に蓮華岳が綺麗に見えていたが、ライチョウの親子まで見えてしまった。ライチョウが姿を現すのはお天気が下り坂の証拠だと聞いたことがある。翌日、この嫌な予感が的中するのである。

(針ノ木岳山頂から黒部湖と剱岳)


(ライチョウを見てしまった)

今日の針ノ木小屋は綺麗になった感じ、屋外のヤリミやレンゲの名物トイレは残っていたが、屋内にバイオトイレもできていた。空いていて我がグループだけで一部屋占有してゆっくりと眠ることが出来たが、夕食前から雨が降り出して雨音を聞きながらの就寝だった。





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