X717 イタリア観光10日間(7)
8日目; ローマ
今日は一日ローマ観光の日、午後は自由行動だったが、自信がないのでオプションの「ローマの散歩道」に参加して集団行動にした。
7/1: ローマホテル 8:15 = ローマ車窓見学 = 9:25 コロッセオ 9:50 = 10:10 トレビの泉 10:50 = 11:20 スペイン広場 11:45 = 11:55 共和国広場 ---- 12:00 三越 12:45 = 13:ベルベリーニ広場(昼食)14:10 ----14:15 テルミニ駅 14:35 = OP市内見学(真実の口・ナボーナ広場・パンテオン) = 17:25 共和国広場 18:45 ---- 19:00 レストラン 20:05 = 20:20 ローマホテル(泊)
朝起きてホテル前の市場に行ってみると、新鮮な果物や野菜が売られていた。城さんがイタリアではサクランボの収穫も多いよとの話だったので、サクランボを買ってみた。1kgでたった5ユーロと格安だったが、口に入れるととっても甘かった。ホテルでみなさんにも味見してもらったが評判が良かった。
ホテルからのローマに向かう地方道が両側駐車になっており、行儀の悪い停め方があったり、時には2重駐車もあったりしたが、マリアーノさんは慣れたもので癇癪を起こすこともなくこなしていった。
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(青果市場) | (路上駐車) |
最初の観光地コロッセオに向かったが、マリアーノさんは回り道をしながら、サンピエトロ寺院やサンタンジェロ城の遠望、裁判所、ヴィットリオ・エマヌエーレU世記念堂、フェロロマーノなどあちこちの名所を車窓見学させながら走ってくれた。
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(サンピエトロ寺院) | (ヴィットリオ・エマヌエーレU世記念堂) |
コロッセオ近くのパラセーノの丘で下車すると、ガイドの栗原君が待っていた。はっきりとした話しぶりの日本人の好青年だった。
コロッセオや凱旋門、パラセーノの丘の歴史説明と入り方などの説明があったが、パリの凱旋門がここを真似したものだとは初めて知った。写真屋による集合写真をとったあと、しばし自由時間になった。
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(コロッセオ) |
凱旋門のある正面広場では、古代ローマのナイトの服装をしたモデルや周りを案内する馬車が大勢いたが、周りの遺跡と溶け込んでいい感じを出していた。
凱旋門近くからはフェロローマの工事が眺められたが、ウェヌスとローマ神殿が格好良く見えていた。
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(コンスタンティヌイスの凱旋門) | (ウェヌスとローマ神殿) |
行列を作ってコロッセオの中に入る時間はないので、コロッセオの周りをまわりながらあちこちのの窓から中を覗いて栗原君が示してくれた写真を思い出しながら中の様子を想像した。
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(コロッセオの内部覗き)
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コロッセオの次はトレビの泉に向かった。
後ろ向きにコインを泉へ投げ入れると願いが叶うという言い伝えがあり、投げるコインの枚数によって願いが異なる。コイン1枚だと再びローマに来ることができ、2枚では大切な人と永遠に一緒にいることができ、3枚になると恋人や夫・妻と別れることができる。私は無難に一枚投げたが、和子にはシャッタを失敗したと言って2回投げてもらった。
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(トレビの泉) |
次は歩いてスペイン広場に向かい、途中スペイン大使館を眺めて広場に着いた。トリニタデイモンテイ教会に上がる階段がスペイン階段で、大勢の人が座り込んで休んでいた。いつもはもっと大勢でこんなもんじゃないとのこと。オベリスクも目立っていました。
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(スペイン広場と階段、トリニタデイモンテイ教会) |
自由時間になったので教会まで上がって行って、中に入って内装も見させてもらった。聖母マリア像などの宗教画が壁面を飾っていた。外に出るとローマの市街が眩しく目の前に広がっていた。
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(トリニタデイモンテイ教会前からのパノラマ) |
スペイン広場に下りてバルカッチャの噴水で遊んでもまだ時間が十分にあるので、コンドッテイ通りの突き当たりにあるセントアブロッシオ教会まで足を運ぶことにした。
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(スペイン広場・バルカッチャの噴水) | (コンドッテイ通り) |
高級商店街コンドッテイ通りは帰りにウインドショッピングすることにして、教会まで隣の道を歩いた。教会の中に入ると、想像以上に重厚な装飾が見る目を圧倒した。
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(セントアブロッシオ教会の装飾) |
スペイン広場からバスで共和国広場に移動して、三越でトイレ休憩を兼ねた買い物タイムになった。三越は大きな百貨店かと思ったが、品数は多いが共和国広場の一角のビルの一部にあるお土産屋程度の規模だった。中に休憩室があり、その前に「真実の口」のレプリカがあった。
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(共和国広場とナイアデイの噴水) | (レプリカの真実の口) |
近くのレストランで昼食に本場の大判ピザを食べてから、参加者8人でテルミナ駅までマリアーノさんのバスで移動し「オプションローマの散歩道」の小型バスに乗りかえた。ガイドは金髪のお嬢さん、巻舌の発音が極めて聞きにくい。
まずは真実の口のあるコスメデイン教会に入る。真実の口は教会入口にあり、教会に入る順番に写真を撮る。時間がかかるので、いつもは大変な行列が出来るところだが、今日はラッキーだとガイドさんが喜んでいた。教会の内装は質素な感じで、天井が材木丸出しなのが珍しかった。
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(コスメデイン教会) | (本当の真実の口) |
次は近くまでバスで移動して、街路の下に現れた古代ローマの市街を見ながらナボーナ広場に入った。ナボーナ広場はローマでも人気の高い観光スポットらしく多くの人が集まっていて、周りにはレストランやカフェが軒を連ね屋台もたくさん並んでいた。今晩ライブか何か行事が行われるらしくテントの舞台の設営でざわついていて、等身大人形に入った大道芸人もあちこちに立っていた。警備の警官もあちこちに屯しているのも目についた。
ナボーナ広場には3つの噴水があり、最初に出合ったのはネプチューンの噴水、テントの向こうには一番目立つ世界4大河(ナイル、ガンジス、ドナウ、ラプラタ)を擬人化しているという噴水、その向こうにイルカと戦うムーア人の噴水がありました。
ここで噴水や大道芸人を眺めながらアイスクリームをなめながら一休み。
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(ネプチューンの噴水) | (四大河の噴水) |
(ナボーナ広場) |
ナボーナ広場から歩いてすぐにパンテオン前のロトンダ広場に出た。ここも観光客で大にぎわいだった。広場に噴水の上に立つオベリスクがあり、その後ろに巨大なパンテオンがあった。
パンテオン入口の太くて高い柱に近づくと建物全体の巨大さが実感され圧倒された。2000年前の建物とは思えない。
中に入るとまず巨大なドームに目を奪われる。床からドーム頂部までの高さは直径と同じ43.2mあるという。頂上部分オクルスと呼ばれる採光のための開口部があるが、「床の中心部が少し凹んでいて穴があいており、雨が降っても雨水は地下に導かれる」という説明があった。
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(ロトンダ広場のオベリスクとパンテオン正面) |
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(パンテオンは内も混雑) | (パンテオン内の装飾) |
1870年のローマ洪水時の背丈まである水位跡、どこかからか運んで来たという神殿の列柱などを案内されながら街中を歩き、バスに乗って共和国広場に戻って城さんと再会した。
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(ローマ洪水の標) | (列柱) |
自由観光組が集まるまでと、広場前のデリアンジェリ教会に入った。ミケランジェロが設計して、昔の大浴場遺跡を使って作られたとのこと。壁から天井までの装飾はカラフルでにぎやか、パイプオルガンもずいぶんと大きかった。
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(デリアンジェリ教会の内装) |
再集合時間にはまだ時間があったので、栗原君が絶賛していたデイラビットリア教会の装飾を見学に行ってみた。教会の外見は平凡だが、中に入ると細やかで素晴らしい装飾で埋め尽くされていて荘厳な雰囲気が漂っていた。全体に礼拝者用の椅子席になっていて、見物客用は後ろの数席だけ。神父さんも見守る中、前の方の席に座ってしばし黙祷した。
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(デイラビットリア教会) | (教会内装飾) |
三越で再集合し、近くのレストランで夕食をとってホテルに戻った。途中、車窓から見た花つきのいいキョウチクトウの花が満開で日本の桜の様に賑やかだった。
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